いつかのあなたへ。
周囲からの期待に
押し潰されそうになりながらも
君はいつもめげずに頑張ってきた
けれど
たとえ君が必死に頑張って
予想以上の結果を出したとしても
世の中はよくばりだから
君に勝手な期待を
押し付けてくることもあるだろう
だけど
誰かの期待に応えるために
君が他の誰かになる必要はないんだ
君の価値を決めるのは
他人ではなく
君自身
君は君の一番の味方であり
一番に君自身に
拍手を贈れる人であってほしい
誰かと比べる必要はない
君は君を生きていいんだよ
私に残された道は唯一つだけ
望むものを手にするには
他のものを切り捨てなければならない
他の選択肢を切り捨てるたびに
私の心はどんどん擦り減っていく
全てを切り崩した先には
何が在るのだろうか
まだ先に答えは見えない
いったん足を止めて
周りの景色を見渡してみようか
私の選んだ道にしか
すばらしい景色がないとは限らない
そこに辿り着くまでの途中にさえ
色々な景色はあったはずなのに
私は見ようともせずに
見過ごしてしまった
目的地に至るまでの道は
無限にあるはず
それを楽しみつつ進むのか
一つの道を突き進むのか
それを決めるのは
ちょっとひと休みしたあとでいいだろう
私の宝物は私の心の中にある
私がそれを忘れない限り
永遠に失われることなく
誰も私から奪うことはできない
一定のリズムを刻む
メトロノームのように
矛盾した感情が
私の心の中を行ったり来たりするだけで
決して私の心の内は
誰にも知られることはないけれど
それはよいことなのだろうか
規則正しく刻まれるリズムは
私を迷路の奥へ奥へと追いやっていく
先が見通せない道のまんなかに
私の心だけ置き去りにしたままで
私が知っている
“理想的な結末"は
誰かの物語
歩きやすい道と
私が進みたい道が
異なるとしても
私は私に誇れる選択を重ねながら
新たな門をくぐって
螺旋のように続く道を
一歩、一歩、進んでいく
私が望むフィナーレを胸に抱きながら