《三日月》
私は三日月が好き
私は完璧を求められてきた
勉強(テスト満点&資格取得)
運動(部活動&選抜リレー)
ボランティア活動
身だしなみ
言葉遣い
習い事
友達関係……etc.
親は私のためと言う
私は息が詰まりそうで苦しい
完璧を求められても私は完璧に出来なかった
でも、完璧でなくては怒られる
ある日の夜
嫌になってこっそり家を出た
近くを散歩してすぐに帰るつもりでいた
何となく空を見た時
そこには綺麗に輝く三日月が目に入った
見とれていた私は
家を出た事がバレて怒られた
けれど後悔はしていなかった
満月から欠けて見える三日月に
完璧ではなくても輝けると
許された気がしたから
まだ、私は完璧を求められる
家を出るまでは
嫌になったらまた三日月を見よう
私は三日月が好き
こんな私でも良いと認めてくれている気がするから
《色とりどり》
僕の人生は白黒だった
色のある世界に僕はいけないと思ってた
些細なきっかけで僕の世界は色付いた
そして気づいた
皆それぞれの色の付いた世界で生きている事
色をつけるのは自分自身だと
同じ色はない色とりどりの世界
自分なりの楽しみ方で
人生を楽しんでみよう
《雪》
幼い頃
雪が降れば喜んだ
学校の登下校では雪玉で遊んで
家の庭に雪だるまを作った
雪が降り積もる事を願っていた
今では
雪が降らないでほしいと願う
雪かきをしなくてはいけない
仕事の時間に間に合うか
道路は凍っていないか
いつからだろう
雪に対する思いが変わったのは……
その変化に少しだけ悲しいなんて思うんだ
《君と一緒に》
「他に好きな人が出来た」
僕は君に別れを告げた
僕は嘘つきだ
今でも君の事が好きだよ
けれど
病気でもう僕の先は長くないから
君の時間を無駄にしないでほしいから
君は幸せそうに笑っていてほしい
(君と一緒にいたかった)
《冬晴れ》
冬の澄み切った空
遠くまで見てる
僕はその空を見て
鳥のように
遠くに行きたいと思った
広い空を自由に飛んで
どこまでも
けど、冬の空は寒そう
なんて思いながら
何気ない日常を楽しむ