2/15/2026, 1:26:03 PM
10後の私から届いた手紙
10年後の私も、今これを読んでる貴方と同じように、10年後の私から届いた手紙を書いている。
何をしているのか、景気はどうなのか。人生相談めいたことを書いてくれているわけでもなく、何か助言をくれるわけでもなく、よくわからない哲学的なことを書き連ねているわけでもない。読んでも意味がない。そんな手紙を。
内容は、今貴方が読んでいるこの文章と一言一句全く同じらしい。
10年後も同じようにここで同じ文章を書いていると、10年後の私が、手紙にそう書いていた。
ここに書いてある文章を、おそらくさらに10年後にも、10年後の私からの手紙として書くのだろう。
2/15/2026, 8:24:14 AM
バレンタイン
明け方に見たUFOを、瞬きの間に見失ってしまった。
夕焼けにも似た朝焼けが、蹲ってる流れ星の上に見えた。まだ少し暗い。風が、まだ寒い。
家のベランダ。ゆっくりと片付けをする。ジッパーを開ける音が嫌にうるさく感じる。ジョギング中の初老の夫婦が、家の前を横切って行ったのが聴こえる。
銀色のパラボラアンテナなんて我ながら胡散臭いと思いながら、家族にバレないようにこっそりと鞄の下に押し込んだ。
2月14日。今日の朝が最後のチャンスだったのに。何ヶ月も粘ってたのに、結局いい写真が撮れなかった。
オカルトなんか、興味なかったのに。