1/13/2023, 10:45:35 AM
初夢に出てきた君の名を
尋ねることも忘れて
私は夢から醒めてしまった。
次こそはと意気込んで
今日も私は早々に眠る。
君に年一で逢うためだけに
一生醒めない夢を見てたい。
『夢を見てたい』
1/12/2023, 11:15:22 AM
荒廃した都市に取り残された様な絶望的な孤独感。
にも関わらず必要性の判断基準を持たないままで
情報に埋もれ知識に溺れ常識に殺される。
いっそ死んだ魚の方がマシだなんて
くだらない戯れ言が頭をよぎる。
だけど
腐ったナイフで切り捨てた因縁とともに
いつかのキャンバスノートに殴り書いたここの景色は
ずっとこのままにはしてはくれない。
『ずっとこのまま』
1/11/2023, 11:16:48 AM
除雪車の轍に気を取られ道を間違えた。
道端の雪だるまに枯葉の帽子を被せてみたりした。
お気に入りのチェックのマフラーも
今日は使いものにならないみたい。
真冬の寒さが身に染みる。
片足だけの足跡を振り返り
かじかんだ手のひらを見つめてぼそりと呟いた。
「冬なんてなくなればいいのにな。」
『寒さが身に染みて』
1/10/2023, 11:49:00 AM
君が20歳になったなら。
そんな日がいつかくるのなら。
そのとき僕は50歳?80歳?
そんなことはどうだっていい。
日本は相変わらず平和そのもので、
地球はまだ宙に浮かんでいるのかな?
いや、そんなこともどうだっていい。
僕は息を吸って
吐いて
吸って
吐いて
その空間にただ存在のみしていたいと切に願うよ。
『20歳』
1/9/2023, 10:48:30 AM
きれいな歌を歌ってみたいと思った。
負けたくないとか、曲げたくないとか、
そんな事を考えてる私を見透かすように、
きれいに欠けて
きれいに歪んだ月が嘲笑ってる。
今日くらいは
流れ星のいぬ間に
愛を叫んだっていいじゃない。
『三日月』