NoName

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2/29/2024, 11:13:46 AM

2人で内緒で、おでかけしよう。
電車に乗って、ゆらゆら揺られて。
手を繋いで、気恥ずかしくて、2人で笑って。
肩に寄りかかってみるのもいいかもね。
電車を降りたらお昼を食べて、本屋に行こう。
みんなには内緒ね、ふたりの秘密。
楽しかったね、なんて笑えたら幸せだよね。
時々焦って、時々困って。
いつもの駅に帰ってこれたら2人でよかったねって笑い合おう。
自転車に乗っておしゃべりしよう。
明日の部活、何やるのかなって。
みんなには言えないね。内緒だね、って。
他愛もない話だって、あなたとなら特別だから。
2人で電車で、おでかけしよう。
あなたと私の、秘密のおでかけ。
ねぇ、次はどこに行く?

2/26/2024, 10:11:04 AM

右手に感じる、私よりも低い体温。
骨ばってごつごつしている友達のとはまた違う手。
いつもと違うつなぎ方。
慣れない。
右上からかかる言葉。
「好き」
友達とは違う声の高さ。違う位置からかかる声。
慣れない。慣れない。いつもと違う。
でも、そんな慣れない違和感も、あなたとなら愛おしいと思うのは、私だけ、かなぁ。
あなたを見て微笑むと、あなたは照れたように目を逸らしたね。そんなとこも、好きだよ。
私はこの時間が続いてくれたらなぁ、って思うの。

「君は、今」
なにを、思う?

2/25/2024, 10:08:18 AM

空にも、気持ちはあるんじゃないかと、思うんだ。
僕らには心があって、それぞれ感じることがある。でも、誰が何をどう感じるか、だなんて、自分以外の誰にも分からないことだろう?
自分ですら分からないんだから。
それなら、誰も分からないなら、どんなものにだって気持ちが、感じることが、あると思うんだ。

誰が何をどう思うかなんて、どう感じるか、だなんて、きっと誰にも分からない。
でも、解ってほしい時ってあるだろ?
今日の空は、誰かに分かってほしい空なんだと思うんだ。
灰色で厚い壁に覆われた、その先に、雲のわかって欲しい何かが、あると思うんだ。
それなら、僕が見ているこの空は、

「物憂げな空」

では、ないだろうか

2/24/2024, 10:16:38 AM

どんなに大事だと思っていたって、どんなに長生きしてほしいと思っていたって、人というのは、案外あっけなく死んでしまう。
そんなものなのだ。そんな、世の中なのだ。
命はきっと、小さくて小さくて、ゆっくり造られていくガラス細工のようなものなんだ。
とにかく大きくしたい人の命は、大きいけど割れやすい。綺麗にしたい人の命は小さいけど誰よりも目を引くものになるんだ。
割れやすくて、その人にしかない味が出る。
生きている時間が長ければ、長いほどに。
命は小さなガラス細工みたいなものなんだ。
だから命は重いとみんな口を揃えて言うんだろう?
だから、生きろとみんな口を揃えて言うんだろう?
死にたいと思っている人のガラス細工が、どうやって始まったのか、知らないんだろう?
歪で歪で、今にも欠けてしまいそうだったのかもしれない。
そもそも、欠けていたのかもしれない。
綺麗に彩る術なんて、誰も教えてくれなかったのかもしれない。
そんな小さくて割れやすくて、重いガラス細工に、君はなんて声をかける?
小さな小さな命に、君は、どんな言葉をかける?

2/24/2024, 1:46:38 AM

あなたを見るとね、心がふわふわするの。
目が合って微笑んでくれたら、きゅっとするわ。
あなたが悲しい時は、私がそばで寄り添いたい。
あなたの悲しみを、分けて欲しい。2人で傷を癒して、はんぶんこして。一緒に笑えたら、嬉しい。
みんなが私とあなたじゃ釣り合わないって言うわ。
勉強は私の方が、あなたよりもできるわ。
でも、あなたの方が優しくて、運動ができるわ。
私たちの能力の差は、他の人よりも離れてるわね。だから私とあなたは釣り合わないのかもね。
でも、それなら、同じにしたいわ。
私があなたに勉強を教える。そしたらあなたは私と並んでくれるわよね。
あなたの優しさや、上手な運動は、あなたの隣でよく見せて。私、まねっこして追いつくわ。
どんなに差があったとしても、2人で努力して、協力して。差を縮めて、2人で並んで歩きたいわ。
だから、だから、だからね、伝えさせて欲しいの。私はね、あなたが好きよ。
口下手な私じゃ、そんなこと伝えられないから、一言でまとめさせてね。あなたが1番苦手な教科で伝えて、私と一緒に学んだら理解してくれるかしら。

「LoveYou」

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