夜明け前
今日はいつもよりすごく早く起きてしまって、ぼーっと窓の外の夜明け前の空を眺めていた。
小さな星の光が力なく瞬く。空は黒が薄くなって、濃い藍色に近いので余計に星が小さく見える。
すっと東の空に白っぽいような、黄色っぽいような光が差し込む。太陽が昇ってきた。
それまで光っていた星々はすっかり小さな点になり、見えなくなっていく。
今から見えなくなるだけで、ずっと同じ場所にあるんだよなと、誰にするでもなく確認して。
もそもそとベッドから這い出した。
とある日の夜明け前から朝日が昇るまでの話。
本気の恋
恋に遊びだとか、本気だとかあると思いますか?
恋は恋だと思います。
私まだ、恋なんてしたことないんですけど・・・。
カレンダー
忙しくて、つい忘れていたけど。
カレンダーに意味ありげに付けられた丸は・・・
「誕生日おめでとう!!」
ーなんで気づかなかったんだろう。
君に言われるまで、すっかり忘れていた。
僕の誕生日。
HAPPY BIRTHDAY!
この世に生まれてきたすべての人に祝福を。
喪失感
何か失くした気がするんだ。
大切で、肌身離さず持っていて、いつも一緒だった。
ーそれなのに、何を失くしたのかわからないんだ。
ーそれはみんな持っていて、いつか失ってしまう。
誰もが経験する喪失感。
誰もが経験する成長の証。
ーその名は 童心
世界に一つだけ
この世界で私はたった一つだけ。
私の代わりはたくさんいるのだろうけど、"私"になれる人はいない。
この世界では私と同じような能力の人間がたくさんいるし、私よりすごい人間もいるけど。
ー私もあなたも、世界に一つだけしかない。
大事な人なんだよ。
自分なんかなんて言わないで、他の人と比べないで。
だって、この世界にたった一つのあなたの代わりになる人なんていないんだから。
そんなに比べたかったら、過去の自分と今の自分を比べてみて、結局比べることができるのは自分自身なの。