おっとりとしていて
野心は全く無さそうに見える
だけど、言葉の端々には
静かな情熱が感じられる
優しそうな瞳の奥は
鋭い眼差しが垣間見えた

遠くの声は下校中の子供たち
カラフルなランドセルに水筒を持っている
時代は変わったものだ

でも、道端の花を見て立ち止まったり
木の枝を持って剣のように振ってみたり
昔から変わらないこともあるようだ

子供たちが大人になる頃には
もっと素敵な世界であって欲しい

春恋は桜吹雪と共に散って行った
桜吹雪はあなたを隠すように舞っている

なりたい姿や決意、目標を書く未来図は苦手だ
読み返すのも恥ずかしいし
実現出来てなければ辛い

ふと、やりたいことリストを書いてみる
自分の気持ちなどは一切書いていない
達成したら印をつけるだけ
まぁ、これもある意味未来図か

今日は風が強い
まだ桜が開花してなくて良かった
一瞬で散っていただろう

色んな物が空を舞っている
砂埃
チラシ
風船

ひとひらの嫌な感情も
突風が持ち去って行った