たまたまドライブをしていたら
小学校の跡地を見た
約10年ほど前に廃校したらしい
その後の利用方法が無いのか
周りは雑草が生い茂っていた
校舎の時計は止まったまま
階段は一部崩れている

廃校後に別の施設に生まれ変わる学校はよく見るが
放置されているのはあまり見たことが無かった

再び人が来るのを校舎は待っているようだったその姿は哀愁を誘う
また別の生き方が見つかるように祈りつつ
その場を通り過ぎた

容姿にコンプレックスがあるので
鏡の中の自分を見るのが嫌だ
なので、いつも暗い表情が映る
CMみたいに鏡に笑顔を映してみたい

眠りにつく前に

これからの人生を考える
不安要素が多い今
明るい未来がイメージ出来ない

まぁ何年も先の不安を今持っても仕方ない
ただ、「今」という時間をお金と同じように大切に使いたい

無駄にしてしまった時間は膨大だ
でも、無駄にしてしまった時間に意味を見出すことで
少しは有効になったかなぁと
軽い言い訳をする

永遠にこの幸せな時間が続いて欲しい
と、いつも願ってしまう
もちろん続くことはない

まぁ、大変な時があるから
楽しい時間を大切にできるのか

昔、本で見た理想郷は
年中花が咲き乱れていて
働かずともご飯を食べられる
歳を取ることもなく
日々を楽しく過ごせる場所だった

しかし、そこで暮らしている人々は
無表情で時折涙を流していた
帰りたいと……

与えられた理想郷は
いつしか退屈になりつまらない場所になるのだろう

試行錯誤を重ね
苦労しながら作った理想郷は
大切にするだろうし
理想郷を維持する為に努力を惜しまないだろう