「claudy」
今日は曇ってたね。
天気に左右されたかのように私も今日は落ち込み気味。
そんな日は誰にだってある。
だって、誰の心にも弱虫な自分はいるもんね。
曇り空があるから、晴れた日は綺麗に見えるのだ。
「虹の架け橋」
これはもう10年以上前の運動会の話。
6年生が組体操で、
今じゃ珍しい全員ピラミッドを披露していた。
ちょうどてっぺんの人が立った時に、
越えて〜越えて〜越えて〜
ってゆずの「虹」って曲が流れてきた。
あの時の感動を今でも忘れられない。
人が集まるとこんなにデカいものになるんだ!
って子供ながらに感じてた。
虹は一粒の雨じゃできない。
無数の雨粒が集まって、大きな虹が生まれる。
それはきっと私たち人間も同じなのだ。
一人で完璧じゃなくてもいい。
小さいままでもいい。
一人じゃ小さいけどみんな集まれば虹になる。
まあでも別に、一粒のままでも悪くないんだよね。
だって虹になれなくても、キラって光る一滴なら
それはそれで綺麗だよね。
ゆずの虹、いい曲だからみんなも聞いてみてね
ん?架け橋どこ行った?
「既読がつかないメッセージ」
既読がつかないメッセージは、
スマホの中で冬眠しているクマだ。
春がいつ来るかどうかは神のみぞ知る。
だからこっちはこたつでみかんでも食べとけばいいのだ。
「秋色」
困った季節が今年もやって来た。
何でもかんでも秋のせいにして、
怠けられる時期がやって来た。
食欲の秋だから食べすぎても仕方ない。
読書の秋だからゴロゴロしてても仕方ない。
夜長の秋だから眠くても仕方ない。
そう考えているうちに気づく。
春は新生活でバタバタだから、休んでもいい。
夏は暑いから、省エネモードで過ごしていい。
冬は寒いから、布団の中でじっとしててもいい。
つまり、どの季節も怠けていいのである。
怠けるのに、本当は理由なんていらない。
怠け者がいたって世界はちゃんと回る。
だから人生、怠けてなんぼなのだ。
「もしも世界が終わるなら」
私はありったけのお金を使って、ミュージカルを開催したい。
何万人を収容できる大きなホール。
鳴り響く壮大なバックミュージック。
溢れんばかりの観客。
そのすべてを前に、ただ一人、
私にだけスポットライトが当たる。
世界が終わる直前まで、
人類を目の前に私は歌って、踊って、思いを叫ぶ。
最初で最後の主役として、
そのまま世界は幕を閉じるのだ。
それが出来るのなら
私の人生は幸せだったと思える気がする