神様が舞い降りてきて、こう言った。
お前は主人公だが、お前の周りに居るモブにとっては、
お前はモブでしかない。
好きに生きろ。
お前の事なんか、お前と、お前を作った私しか興味は無いのだから。
神様は1つしか魂を持つ物を生み出せない。だから、世界には神様がうじゃうじゃ居るんだ。
皆、自分の作った魂を持つ者にしか興味は無い。
神様は、自分が作った魂を見続けて、魂の終わりと共に、生の終わりと共に、眠りにつかれる。
二度と目覚める事は無い眠りだ。
神様は自分が作った魂が独りにならないように、魂と一緒に、神様の生も終わらせるんだ。
独りじゃない、
悲しい事に、産まれた場所も環境も人生も、神様はどうする事も出来ないけど、なにも出来ないけど、
孤独ではないんだ。
お前が笑う時私も笑って、お前が悲しむ時私も悲しむ。
こんな事しか出来ない事をお前に謝罪する。
すまない。
花が咲いて
実になって
私の名前
余りにもよく寝るから「眠」
名付け親は私
遠い日の記憶
誰かと一緒に歌ったら「私の歌を真似するな」と言われた
歌がすこし苦手になった。
今まであんなに綺麗に出てた声が出なくなった
人前で歌わなくなった
勉強していたら「珍しい」と言われた
ちょっと笑われた
あんまり机に向かわなくなった
代わりに、図書室に行くようになった
知らない事を知るのはとても楽しかった
先生に叱られた時、私が本を読むのをネタにされた
悲しかった。
図書室に行ってもすぐ出るようになった
出来なくなった事は多いけど、案外出来なくても生きてる
でも、苦手になってしまった物は、トラウマは他人には見せたく無くなる。
歌も、勉強も、本も、今でも大好きだけど、それは自分の中で閉まっておく。他人の前ではやらない。
「誰かが見ている」って実はとっても恐い事
終わりにしよう
他人に願いを預けるのは
終わりにする
優しさと同情を履き違えるのは