『子猫』
近くから[ミャーァ]と猫の鳴き声がする
その日は、猫がお散歩してるだけかと思って
気にしてなかった
次の日、同じ道を通ったらまた[ミャーァ]と鳴き声が聞こえた
立ち止まって辺りを見渡してみる
すると、白い子猫が私の足元でスリスリしたがら
鳴いてたみたい
優しく白い子猫の頭を撫でてあげたら安心した
のか
また[ミャーァ]と鳴いて[来て]って言ってるみたいに聞こえた
その子猫の後をついて行くと
小さいダンボール箱が1つあって中には
2、3匹丸まって暖まりあってた
相当、外に捨てられてから放置されてたんだろうな
と心が少し痛んだ
だから、私はその子猫たちを保護して
ペットとして飼うことにした
それからその子猫たちは、家でやんちゃにはしゃぎ回ったり甘えたりして癒しになりながらも幸せに
暮らしている
『また会いましょう』
大好きな人が居た
でも会ったのは結構前
久々に会いたい私は会いに行った
大好きなあの子は私を見るなり手を振ってくれた
「久しぶり!」
って言ってくれた
だから私も返した
彼女は少し大人びているけどそれ以外は
何も変わらなかった
また昔みたいにやんちゃにゲーセンに行って
遊びまくって買い物しまくった
彼女と私が帰る時間になった時
私と彼女は息が合うようにでも少し違うように
「また会いましょう」
そう約束して2人背を向けて帰り道を歩いた
『飛べない翼』
スズメやカラスなどの鳥、蝶やトンボなどの虫は翼があって飛べる
それを例えとする
人の心情は翼があったとしても飛べる訳では無い
翼の大きさはどれぐらいだとか
翼があるかないかだとかは関係ない
人によっては飛べない翼がある
不安と感じる時や少し悲しみにくれた時
その時は、高くは飛べない
怪我したカラスやスズメと同じでね
楽しみ、嬉しさが感じられる時
その時は、高く飛べる
元気な蝶やミツバチに似てるようなものと同じでね
飛べない翼があるなら
休めばいつかは治ってまた飛べるようになる
飛べない翼があるなら
ちょっとした支えをしてもらえば
不安定ながらも飛べるようになる
飛べない翼があっても、治らないとは限らないから
飛べない翼から飛べる翼になるまで待てば良い
『脳裏』
脳裏に浮かぶもの、記憶に残ってるものって何?
思い出、仲間、トラウマ
だいたいこの3つだと思ってる
人によっては脳裏に残るものが違う
これは実際に残ったトラウマ主のちょっとした
思い出話
それは小4か5くらいの年のこと
じぃちゃんとばぁちゃんがその時はいた
だけど、歳的にも弱っていた
それは分かっていたことで
知っていることでもあった。
先に亡くなったのはじぃちゃん
大体…小4の時に目の前で急に具合悪そうに苦しんでた
慌てて、親の兄弟のおじさんが救急車を呼んだ
その時、何すればいいか分からなかった
頭が真っ白になってた
気づいたら病院に来ていてじぃちゃんの様子を見に行った
じぃちゃんはうちの顔を見てどこか
嬉しそうにしてた
1回外に出てから数分程たって急に電話が来たみたいで
じぃちゃんの居る病室に駆け込んだら
じぃちゃんは帰らぬ人になってた
ばぁちゃんはじぃちゃんが亡くなって数日経った時
足が滑って物に頭をぶつけて亡くなった
じぃちゃんの後を追うように
その時の自分は分からない
目の前で亡くなった姿しか見れなかったから
このトラウマ?悲しい思い出?が今でも脳裏に
残ってる
『あなたとわたし』
あなたとわたしで何が違う?
あなたは、器用でなんでも出来る
わたしは不器用でなんにも出来ない
あなたは、いつも笑顔で
わたしはいつも笑顔じゃない
ちょっとした違いで差が生まれる
たわいのないものだってそれだけで変わってくる
あなたは人気者で周りにはいつも誰かしら居る
わたしは人気者じゃないからたったの数人しか居ない
すごいなあなたはわたしと違って
あなたとわたしは仲良くなれないかもしれない
あなたとわたしが違うのはいつもの事
あなたとわたしはそもそも全てが異なってる
だから怖くなるだけ