たちばな

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11/24/2024, 12:31:04 PM

恥ずかしながら
ものぐさ者です。

世界はぼんやりしています

人の名前をおぼえるのは
苦手です

洗濯物は昼から干します

掃除はとりあえず大丈夫です

昨日はご飯に味噌汁焼き魚
きっと今日もおんなじです

明日は雨でも構いません

そろそろ寒くなるようです
そんな話を聞きました

今日は寒くて大変でした
みんなセーターを着ていました


そろそろ僕も
セーターを着ます






11/23/2024, 10:51:34 AM

最初は慌てたよ

心臓がヒュッとしてね

頭の中もパニックになって
「&#?%$";!?」


でも慣れってのは恐ろしいね


加速度が落ち着いてしばらくすると
この状態にも次第に慣れてきたよ

まあ、ちょっと風は強いけど
良い天気だしね

他にも人はいたんだけど、頭を下にしてたから駄目だったね

どんなときにだってそれなりのやり方ってのがあるからね

とりあえず煙草をくわえてみたんだ
落ち着こうと思って

人生山あり谷ありって言うし
こういう経験も悪くないよね

自分軸ってのが大切なんだろ?
これが僕の人生さ




ん?
なんだろう。


何か近づいてくるみたいだ


あぁ、フラップターだ
乗ってるのは、

ドーラだね


どうやら助けてくれるらしい


やっぱり僕は
ツイてるな

11/22/2024, 11:41:38 AM

拝啓 ○○○○○、○○○○○

月だ
月を見ることにしよう

僕達は最初の瞬間から月に見守られているのだそうだ


うさぎがいるらしいとは知っている



・ランドセルを背負い始めの5月6日に見たうさぎは実に鮮やかだった。

幸せがあった



・2階の教室に座った7月25日に見たうさぎは餅をついていた。

幸せがあった



・通学帽がくたびれた10月6日に見たうさぎはうさぎの形をしていた。

幸せがあった。



・罪悪感を楽しんだ2月11日に見たうさぎはよく覚えていない。

幸せがあった



・電車に揺られながら寝過ごした12月23日に見たうさぎはもう既に知っていた。

幸せがあった



・軽トラの荷台で疲れた体を横たえながら、5月15日に見たうさぎは新鮮だった。

幸せがあった



・9月17日のお月見に見たうさぎは良いうさぎだった。

幸せがあった




いつも逃げないあのうさぎ

月は僕に幸せを反射していた

このことについては、どうやら僕はツイてるらしい
最近知ったんだけれども




でも僕は、

月が教えてくれる光を触ったことがない

あの裏側に何があるのか

僕はまだ知らない



ここだけの話、月は一つじゃないし、
僕だってたくさんの月を見たんだぜ


でも、

どの月にもいつもうさぎがいるんだな
だから本当のところは結局わからず終い



だから僕も、月に行ってみたい
宇宙船だって買うつもりなんだ


見守ってみたいよ



追伸
忘れてください。
きっと次のお月見のころには僕だって迷子になりそですから。




















答え
「夫婦」

11/21/2024, 1:35:30 PM

何度もこの問いに躓いた

「どうすればいいの?」

投げたボールはどこにも当たらない
虚空に吸い込まれていく

僕はあの確かな壁に向かってボールを投げたのに

ここには音さえも無い



「いやいや(笑)、そんなのなしでしょ?」


「だって、そんなら、、、」


「どうすればいいの?」


もう自分の声さえ、、、



世界が遠ざかっていく



まって、、



置いて行かないで、
お願い、

誰か、




世界に去られたその後に

何があるというのだろう
























(*゚ー゚)vオハヨ


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



なんだ


こんなところにあったのか


僕の心が落ちていた

11/20/2024, 11:38:54 AM

宝だって?
喉から手が出そうだ。

僕はきっと迷子になっている。

甘酸っぱい懐かしさと、黄金の夕焼けを見ていたはずなのに、
次の瞬間にはヒキガエルの気配と、すすきの揺れる寒空の日暮れ

頭を悩ませないでください。
意味のあることを言ってるわけではありません。

僕はきっと迷子になっている。

星空から糸電話が垂れている。
成層圏を越え、冥王星を越えて。長い長い糸電話。
それなのに、紙コップ

耳に当てると懐かしさがカサコソ鳴っている。

『常ならざるものを求めるなかれ』
これは宇宙の響き。もう一つぶら下がっている。

『宝は天に積みなさい』
これは愛の響き。最後の一つ、

『自らの源にとどまり、やすらぎなさい』
ここには知恵がこだましている。


砂場の中で小さな石英の砂粒が反射している。
しかしそれは確かにあの夕日の輝き。


〜〜〜〜〜〜〜〜

僕は目を覚ました。朝日がひび割れた窓から差し込んで埃が舞い光っている。
準備もほどほどに家を出る。

ここはガラクタの街。

でも僕は知っている。
この街の中心にも宇宙がこだましている。

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