ゴミ溜めに思えた日々の中に星が一つ落ちていたとしたら
『夢と現実』

光の中にいる君を見ていると、レンズの向こう側にある世界が、ここと同じ星に存在するとは思えなくなっていく、眩しい新緑も、軋轢も、笑顔も、迷いも、全てここにある、君の中では、なお美しく輝いている
『光と闇の狭間で』

生きて会おうねと小突き合い手をつなぐ花温かく光るまで午後
『冬のはじまり』

頭の痛みや重みが首と背骨を引き連れて初夏の終わりへ向かう足
『微熱』

悲しみより苦しみの気配がする週末の午後の光は
『声が枯れるまで』