2/3/2024, 6:16:29 AM
お前が居なくなってから何年経っただろう
あの日のことは全て覚えている
泣きそうになりながらも笑った顔
震える声で紡がれた言葉
私に触れたその冷たい掌
お前と過ごした日々の
その思い出の最期だ
お前が望むまでもなく
私が忘れることなど有り得はしない
だから安心するといい
2024/02/03_勿忘草 ー私を忘れないでー
2/2/2024, 12:54:11 AM
空を飛びたいと思った時
子供が叶えられる方法といえばこれだろう。
放課後の校庭か、近所の公園か、それは問題ではなく。
ただただ何処まで高く漕げるか。
何処まで空に近づけるか。
恐怖心は勿論ある。
それでも、望まずにはいられないのだ。
地に生きる人間という種に生まれたからには、
子供だろうが大人だろうが望むのだ。
2024/02/02_ブランコ
1/31/2024, 10:30:09 AM
旅立ちはいつだっただろうか
子供心に夢を見て
憧れに熱を上げていた
大きくなって旅立つまでは長く感じ
それと同時に簡単だと思った
旅に出てからはあっという間
いや どうだろう
そうでもなかったな
今となっては長かった気もする
実際に旅していた年月の方が長い
その長い時の中で
俺は何を得ただろうか
2024/01/31_旅路の果てに
1/30/2024, 11:31:40 AM
物を届けるのは簡単
けれど本当に届けたいモノは難しい
どうすれば貴方に届くのかしら
よく聞く方法はありきたりでつまらない
貴方の記憶に焼き付けないと
調べても出てくるのはありきたりばっかり
つまらない人ばっかり
私は違う
私は貴方の中に残り続けてみせる
2024/01/30_あなたに届けたい
1/30/2024, 8:34:09 AM
君が居てくれるならそれでいい。
でも、できることなら僕を先に逝かせておくれ。
分かってる。
それは無理だって。人間は短命だからね。
分かっていた。
ああ、こうなることは初めから分かっていたさ。
ならば僕はあの約束の丘で
君の墓標となろう
I Love…