まだ知らない君に手紙を書こう

君と会うのは、カフェの奥の席

コーヒーを飲みながら、

急に話しかけた朝七時。

「変わらないものがないという言葉は、
悲しい言葉です。

変わったものに理解が追いつけないから、
こういう言葉で、自分を慰めるのです。

一番大事なのは、変わったものにに対し、
自分も変わってあげることです。｣

さよならは言わないで、
これが彼女の口癖だった。

でも今回は、サヨナラだ。

幼稚園の時に、祖母に買って貰ったブロック
これが私の宝物、今でも思い出す
ブロックの感触

祖母がいなくなっても、
そのブロックは、祖母との思い出という
宝物に変わる。

宝物というものは、どんな時でも、
いろんな意味の宝物になる

スリルを感じてみたくて、

夜の車道を歩く

まるで自分だけの夜のような感覚で、

そして街灯の光で、

自分を包むシャドウ