5/6/2024, 3:25:21 PM
明日世界が終わるなら
この身一つで
好きな人がいる町まで会いにいく。
迷いもなくそう考えた後、ふと思った。
バスは、電車は、飛行機は
動いているのかな。
電話は繋がるのかな。
蛇口から水は出るのかな。
街に明かりは灯るかな。
私はその時になって初めて
この世に与えられた
当たり前の多さを知るのだろう。
ああ神様は意地悪だな。
最後なんて教えてくれなければ、
いつも通りの一日だったのに。
そうか、これは最後の試練か。
私は何をするべきか?
「明日世界が終わるなら」
5/3/2024, 3:07:41 PM
あの日見た景色
青い空
色づく木々
夕焼け
一緒に過ごした時間は
誰も知らない
2人だけの秘密。
あの日私が感じていたこと
時間を止めたい
今日が終わらないでほしい
本気でそう思ったこと
そんな、幸せでほんの少し寂しい
隠し通した思いは
私だけの秘密。
「2人だけの秘密」
5/1/2024, 7:47:38 PM
私の人生は
たくさんの色で溢れている。
明るい気分は赤色
幸せな気持ちは橙色
楽しい出来事は黄色
やりきった開放感は緑色
悲しいことがあって青色
少し疲れた藍色
明るくなったり悲しくなったり
人を想う恋しさは紫色
ほら
空を見上げて。
私だけの虹だよ。
「カラフル」
4/29/2024, 4:45:17 PM
風が運んできたのは
夏の始まりを告げる便りだった。
昔から好きになれないんだ。
キラキラしていて
色鮮やかで
眩しくて
私はあまりに不釣り合いだから。
人はきっと心弾むんだろう。
夏の始まりに
心が踊るんだろう。
少し憂鬱になる私は
私の居場所はあるのかな。
だから今年の夏は
夏の好きなところを
見つけてみようと思うの。
きっとまだ気づいていないだけで
どこかに隠れているんだよね。
探しに行くよ。
「風に乗って」
4/24/2024, 5:19:49 PM
何かに縛られるのは嫌い。
そう言っておきながら
自分を守るための
自分のためのルールが
いつのまにか増えていたんだな。
「ルール」