親戚が買ってくれた、
小さな向日葵の造花がついた、
麦わら帽子。
私はそれを被って、
真夏の日差しを浴びながら、
この坂をのぼった。
特に自分が選んだ訳でもないし、
特別麦わら帽子を好んでいた訳ではないが、
この麦わら帽子をよく被った。
外に出る時はいつでも被った。
これが一番のおしゃれだった。
もうその麦わら帽子がどこへいったかわからない。
少なくとも私はその麦わら帽子が大好きで、
一番の帽子だったのに。
「麦わら帽子」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人でーす!
ぜーひおいでください!!!
待ってます!!!
電波が私の周りをくるくると回って
私はくすぐったいと目を細める
機械の音は優しく私を起こし
アンドロイドは私に微笑む
色とりどりの天井を見つめ
私よりもはるかに大きな画面が過去の風景を映す
これが自然だ、と思う。
もう風が私の頬をかすめることはないし、
日差しに気を揉むこともない。
今、花を育てたり、蝶などの虫を愛でるのは不自然だ。
友人と画面越しで会話をして
午後のお茶をアンドロイドにいれてもらう
それが日常
これがありふれた自然だ
「蝶よ花よ」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人ですー!!!!
最近宣伝忘れてたんですけど、全然人集めてます!!
ぜひぜひきてみてください!!!
1度嘘をついた。
私は元々あんまり感情が表に出なくて、
私自身にも私の今思っている感情が分からなくて、
嘘をついて適当に逃げた。
私はあのとき何から逃げたのだったか。
もうそんなことは忘れた。
嘘をつけば上手くいくことを知った。
私は人を騙すのが上手くて、
絶対にばれなかった。
だから嘘を重ねた。
そう。今もばれていない。
ひとつも。そしてこれからも。
でももう何が嘘か分からなくなった。
嘘をつきすぎて、自分にも嘘をつきすぎて、
何が本音で何を言いたくて何が好きで何がしたくて、
自分についてすべてわからなくなった。
自分の存在が嘘のようだった。
もう自分は私自身の嘘で塗り固められていた。
こうなることは、
1つ目から、いや、最初から決まっていた。
「最初から決まってた」
毎晩鳴る鐘の音は、
突然鳴り出し、止むのは予想がつかない。
そしてこの鐘の音は、
私の頭で強く響き、そして留まる。
やがて鐘の音が、
痛みを伴って、耐えられないようになってきたときに、
私は眠りにつき、
時は朝へと歩みを進める。
「鐘の音」
あなたが何気なくいった小さなことも、
今の私を大きく動かし、
前の私にとってつまらないことでも、
今の私はきっと大きく受け止め、
あなたがどれだけ感情的に言っても、
今の私はきっと相手にしない。
「つまらないことでも」