人間なのだから、皆誰しも秘密のひとつやふたつ、隠し持っていることだろう。
しかし「誰にも言えない秘密」と言われても、急には思い出せない。
そもそも何か嬉しい出来事や初めて知ったことがあると誰かに言いたくなる質なので、秘密が少ないのかもしれない。
好きな人のことだったり、周りの人にはやたらと秘密が多い。
あまり探るのも良くないとは分かっているが、それでも知りたくなってしまう。
やっぱり私と秘密は相容れない存在なのだろうか。
でもやっぱり、ちょっとでいいから秘密のヒント、教えてくれてもいいんじゃないのかな。
【誰にも言えない秘密】
私は閉所恐怖症である。
と言っても、一人で閉鎖的な空間にいるのが耐えがたいだけで、誰かがいてくれれば問題はない。
群れて生活することに慣れてしまったせいで、一人で行動することもすっかり苦手になってしまった。孤独、という小さな小さな狭い部屋から連れ出してくれるのは果たして何なのだろう。
友人や家族、はたまた推しというのもある。
もはや一人でいる方が難しい時代、狭くて苦しい部屋からたった一人で飛び出していけるような、そんな明るい未来を信じて。
【狭い部屋】
そう言えば、はっきりとした失恋はした事がない。初めての告白も、初めての彼氏も、なんだかんだ、曖昧に終わってしまった。
恋を失う、それは人生での大きな出来事のひとつでもあり、自らを変えてくれるきっかけにもなるのだろう。
恋は私たちを変えてくれる。
自分磨きに励んだり、好きな人ともっと仲を縮めるために人一倍努力をする。
失恋は、それと同等の効果を成してくれるのではないだろうか。
振ったあいつを見返す、もっといい男を見つける。それらも立派な行動の理由になり得るし、何より行動できるということがかっこいい。
今の恋を失わないよう、私なりに精一杯努力することをここに誓おう。
【失恋】