星のかけら
それは色とりどりの金平糖
星のかけら
それは師走の街のイルミネーション
星のかけら
それは爪の先に乗ったラインストーン
星のかけら
それは透き通るような子どもの瞳
星のかけらを全部集めてぎゅぎゅっとこねたら
青く光り輝く美しい星になりました
その星を私たちは地球と呼ぶのです
Ring Ring といえば、鐘の音?鈴の音?電話の音?
私にとっては電話のベルの音だけれど、
今時の子どもたちにはきっと「電話のベル」という言葉は通じないかもしれないね。
📞のマークが何の形を表しているのかも知らないんじゃないかな?
ぼーっとしている間にも時代はぐんぐんと流れて、そんなつもりはなくても流されて。
当たり前が当たり前じゃなくなっていく。
20年後には「LINEのスタンプ」なんかも過去の遺物になっている可能性が高くて、想像してみると少し怖いような、楽しみなような。
私たちは時代を生きている。
そんなことを思い出させる Ring Ring……
強い強い追い風に背を預けて
「ほら!歩かなくても体が前に進んじゃう!」
と笑った日々も
強い強い向かい風に耐えきれず自転車を降りたあの日も
強い強い横風に洗濯物が飛び、林の木々が唸り声を挙げた瞬間も
あの場所ではいつも風が吹いていた
君と一緒に過ごした日々は私の宝物
そんなありきたりな言葉でしか言い表せない程、本当に大好きだった
もう一度君の声が聞きたくて
もう一度君に触れたくて
もう一度君と共に眠りたくて
それはもう叶わないから
今でもたまに泣いてしまうんだ
世界一可愛い私の猫
いつまでも愛しい私の猫
君と一緒に過ごせてよかった
こんな冬晴れの日には、生まれ育った町を思い出す。
その小さな海沿いの町は、よく晴れて気候こそ温暖なものの、一日中強い海風が吹きすさんで、穏やかとは言い難い冬の顔を持っていた。
自転車通学だった私の帰り道はいつも向かい風。ハンドルを真っ直ぐに保つことすら難しい強風に挑むように、田んぼに落ちないように、必死に立ち漕ぎで進んだ。
まだ昭和の感覚が抜け切らない平成の、ド田舎の中学校のこと。マフラーは禁止。指定のコートは何の温かみもない薄くて固い布地で、全く防寒の役割を果たさず、おまけにダサかった。
疲れるし、寒いし、ダサいし、寄り道する店なんてないし。海風に耐えながら田んぼの中一心に家を目指すだけの帰り道。
それでも思い出すのだ。
風を受けた頬のピリピリとした冷たさを。
絶えず吹き飛ばされていく空気の向こうに見える空の青さを、ぐんぐん流されてゆく雲の行く先を。
美しい思い出ではないけれど、あの頃の私があの土地で確かに感じた、冬晴れの景色を。