11/20/2024, 3:37:30 PM
何処にあるの見つけたい
小さいときには確かにたくさんあったのに。
大きくなったらどんどん溢れて
みるみるちいさく砕けて散った宝物。
霞む目を凝らして良く見えもしないまま
もう探すことも しない。
✼•┈┈宝物┈┈•✼
11/10/2024, 1:03:52 PM
あそこにそよそよいっぱい群れてるの
あっちに行ったら戻って来れないような気がして
気持ちよさげに揺れて誘うけど
深い深い波 近づいたらすっと引き込まれそうで
とうとう近く寄れないまま急ぎ駆け足で家に戻った
遠い遠いあの日。
✼•┈┈ススキ┈┈•✼
11/7/2024, 2:04:22 AM
柔らかい雨は 丸みを帯びた湿度を持って
私の頬を撫でて行く
柔らかいと信じてた雨は 確かな鋭利さと
冷たさを持って 痛いほど気付かせる
追う雨はやがて剥き出しの意思を持つ
あぁ冬が来た。
✼•┈┈柔らかい雨┈┈•✼
11/3/2024, 12:19:16 PM
たった今にだってあんたとサヨナラできるんだからねと思いながらまた明日も同じように睨みつけて背を向けるのだろう明後日もその次の日も意気地なく
── 鏡の中の自分 ──
10/30/2024, 12:21:29 PM
アスファルトの透けた 散り積もる桜の花びらに
夕立の後の 青い青い草いきれと
色づく木立の暖かさ 風に揺れながら舞う葉音も
凛と凍てつく一面の 煌めく白で染め上げる朝が
小さな小さなあの頃の 瞳に留めた四季は鮮やかに
✼•┈┈懐かしく思うこと┈┈•✼