たった今にだってあんたとサヨナラできるんだからねと思いながらまた明日も同じように睨みつけて背を向けるのだろう明後日もその次の日も意気地なく
── 鏡の中の自分 ──
アスファルトの透けた 散り積もる桜の花びらに
夕立の後の 青い青い草いきれと
色づく木立の暖かさ 風に揺れながら舞う葉音も
凛と凍てつく一面の 煌めく白で染め上げる朝が
小さな小さなあの頃の 瞳に留めた四季は鮮やかに
✼•┈┈懐かしく思うこと┈┈•✼
愛ある言の葉紡いだら
火照る想いが冷めぬ間に
くるりころりと転がして
あなたの心に届けよう
2人の秘め言 まぁるい愛しいアイコトバ
✼•┈┈愛言葉┈┈•✼
行かないで行かないで
溢れる涙を拭えない
言わないで言わないで
聞いたらきっと立ち上がれない
理解はしていたつもりでも
望みを手放せなかったの
こんなになるまで辛いなら
共に果てたら良かったな
そうねでもいくら手を伸ばして縋っても
心も留めおけないならば
そんなのなんの意味もない
行かないで行かないで 自分を抱いて震えるだけ
✼•┈┈行かないで┈┈•✼
霙なのか霰なのかがバラバラバラバラ降る夜は
キンと冷えた空気が 家の中まで浸してた
もう季節は戻らないかもと覚悟して消す灯り
明け方の空がカーテン越しにも暖かく笑むように
橙色した陽光がまろやかに瞼裏に沁み込むのを
昨夜の冬の音を跡形もなく連れてった
まだもう少し季節は此処に居てくれるらしい
ほらこんなにも 高く青く 空はどこまでも続く
✼•┈┈どこまでも続く青い空┈┈•✼