僕たち広くておっきくて なんでも呑んできた
それにいっぱい食べ物も たくさん創り出してきた
大昔のそのまたむかしの昔昔の太古から
だからさ 甘え過ぎちゃったのかな 君たちは
もう面倒見きれないって
君たちのために汚れて 海に生きてるもの達が
たくさんたくさん苦しんでて嫌だって
一生懸命 育ててきたこの地球の生命が
全部全部 僕たちやってきたことなのに
掠め取って 根こそぎ奪って
到底消化もできないゴミを押し付けて
そんなの なんでそんな 平気な顔なの?
✼•┈┈海へ┈┈•✼
いつでも貴方は裏返し
言葉も 態度も 脱ぎ散らかした服さえも
烟る欠片を 拾い集めて
空を切る ぽつりぽつりの言葉がジャラリ
落ちては砕け 冷たい床を埋めてゆく
諦めたんだけど? まだ此処にくるんだね
もう辞めよう。 そうね。確かめ合った筈 なのに
向こう行ってよ 私 絶対縋らない
強く 強くと在りたいのに
ほら 振り向きざまの誘いが甘い
全然見てない 眸の奥 私を映さない その癖に
振り解いて 捨てて欲しくて
貴方を射抜き 今夜も囁く 空疎な愛を裏返し
✼•┈┈裏返し┈┈•✼
鳥のように 鳥のように
寂しくない 寂しくないよ
だってね ほら 飛べるもん
今から そう 今からいくよ
うん。そっち側に
あぁ まだ来ないでくれない?
準備が整ってなくて
今来られても困っちゃうからさ
そう。そう。そこで待っててよ
ねぐらに帰る?まだいいじゃない
そこに私も行かせてよ 私 寂しいかもしれない
ねぇ置いてかないで 連れて逝ってよ
✼•┈┈鳥のように┈┈•✼
どーしてこーしてさよならってやつは
いつも急に目の前に
どかんと現れるのだろう
気がついたらもうそこに
到底避けられるわけもない
あーしとけばこーしとけば ねぇ
良かったなんて 思うの勝手だよ
だってさ思わないじゃんそんな 突然に
後悔するくらいなら
初めから 悲しまないよ
いなくなっちゃう前提で 誰彼なく笑い合うの
✼•┈┈さよならを言う前に┈┈•✼
あぁ曇ってる
靄がかかって霞がかって
錫色の心 もやもやが弧を描く
半透明の球体が 私の躰を貫くとき
立ち止まる 走り出す
逃げたいかな 苦しいの
あぁ拭いされ無い焦燥感が
また私を追ってくる
向かわない 刃向かわない
あの空に溶けて熔けて霧散して
本日の 空模様は心色
✼•┈┈空模様┈┈•✼