旅路の果てに


私は29歳。


旅路、
旅行の道筋、旅行の道中、また単に、旅。
果て
はてること、おわること。

旅路とは、人生か。
旅路の果ては、人生の終わり。



人生の終わりに向き合えと言われているような気がしてきた。
いや、老いに向き合えということか。



おい
おい
おい
おーい

人は、手が冷たいから手袋をする。
看護師は、感染予防的観点から手袋をする。
スポーツ選手は、パフォーマンスや怪我防止の観点から手袋をする。
工場作業は、仕事上の理由から手袋をする。
様々な人が様々な必要性かは手袋を着用する。

一方で

手袋は、手の感覚を鈍くする。
手袋は、人間の感覚を奪う
手袋は、人から自由を奪う。



それでも、愛しい人からもらった手袋は嬉しい。
手袋が与える不自由さも美しい。
あなたの不器用さも愛おしい

祝祭の最もたる日。日常から離れて、非日常を満喫する日。心躍り、他人との幸せな時間を共有する日。広告が最も活躍する日。お風呂にゆっくり浸かりながら、今年一年を振り返りながら過ごす。

ラン