7/23/2023, 3:16:09 PM
花咲いて
花咲いて、綺麗になった私を、
誰かがきっと咲い(わらい)ものにするのでしょうね
7/22/2023, 4:20:48 PM
もしもタイムマシンがあったなら
私のいない過去に行って、私は英雄になりたい。
タイムパラドックスなんて知るもんか。私は歴史が得意だから、偉人に成り代わって、ありったけの賞賛を恣にするのだ。
存在しない、存在証明。
だって、そうでもしなきゃ生きられない。
7/21/2023, 4:10:23 PM
今一番欲しいもの
あたし、愛されないわ。
7/20/2023, 4:34:33 PM
私の名前
小学一年生の夏、名前の意味調べなんて宿題が出されて、初めて親にその意味を訊ねた。母はあるタレントの名前を呟いた。
「私、ファンなの。かわいくて優しいしあんな子に育てばきっと、あんた、幸せになれるだろ」
そのタレントは、1年も経たないうちにテレビで見なくなった。
名前なんて、所詮は親のエゴでしかなくて。所謂キラキラネームなんてものほど、大層な意味が込められていたり。美なんて漢字が入ってる子が、ちょっと不細工だったり。名前の意味なんかより、何度も何度も言祝がれた末にその名前にどんな想いが宿るかの方がよっぽど大切なのだ。
そのタレントがインスタを始めた。整形して、アパレルブランドの社長として第2の人生を送っているらしい。誰も彼女の名前をを覚えていなかった、私以外は。
私はこの子にどんな祝福を授けられるのだろう。お腹をさすりながら考える。みんなに愛される名前がいい。そうして、その名前を誰よりもたくさん呼んであげるのだ。
7/19/2023, 10:59:19 PM
視線の先に
あれほど大きく思えた背中が、存外華奢だったと思い知る。見せまいとしていたのは未練か、涙か。青春の多くを過ごしてきたこの部室を、彼女たちは一度も振り返らなかった。その背中を、見つめる。寄りかかれるものはもうない。明日からは私たちがあれをやるのだ。自分の足で歩かなければいけないと知った、15の夏だった。