光の回廊を進む。
左に、右に。浮きゆく光の魂。
前へ、後ろへ、右へ、左へ。
進んで、開いて。
そして、辿り着く。
そう思った。
前へ、左へ、前へ、前へ。
光の回廊を進んでいく。
いつの間にか、光は無くなって。
右へ、左へ、後ろへ。
開いた先に、進んだ先に。
何かあるの信じて。
光の回廊を進む。
そう思った。
いつの間にか、
目的地に着いたようだった。
前へ、前へ。
変わって、代わって。
光の回廊は終わった。
浮きゆく魂の欠片が、目の前で合わさっていく。
光ではない本物が。
後ろへ、下がって。
光の回廊は、終わっていた。
雪の静寂。
雪とは白く、何も無いがそこに有る。
のどかなどこかに、道は有る。
静かなのに、降り積もる音がする。
寂しくなる日も、冬は隣に居る。
君が見た夢の中に、
僕はどれだけ出てくるのだろうか。
僕が見た夢の中に、
君はどれだけ出てきただろうか。
君にとっての僕は、それほどなんだね。
僕にとっての君は、それほどなんだよ。
分からないよね。
分かるよ。
君が見ている夢の中に、
僕なんかが出てこないことぐらい。
僕が見ている夢の中に、
君しか出てこないことぐらい。
深く分かるよ。
だから、分からないんだよね。
でも安心して?
それが普通で、
これが普通じゃないだけだから。
君は何も悪くない。
君も何も悪くない。
君が見た夢と、
僕が見た夢の、比較なんて。
しちゃいけないことぐらい。
そう、分かってるよ。
全部。
そう、分かってるんだよ。
カラーン カラーン
2人を祝う鐘の音が聞こえる。
カラーン カラーン
教会で、2人だけの世界が広がっている。
カラーン カラーン
何回目か鳴った頃に、それは聞こえてきた。
カラーン ...
祝いは、呪いに変わって。
呪いは、全てに広がった。
1人しかいない、その教会で。
鐘の音だけが鳴いている。
カラーン
やっと響いた音の音は。
自分だけを見ていた。
遠くに
あった
鐘の音は、
今、
目の前に。
凍えた指先。
あっためてくれるのは、あなた?