パッ、と。
知らない何も無い空間に、
いつの間にか居たら。
私は、
どうなるだろうか?
何かすることも、
何か出来ることもない。
使えるのは、
五感と
頭
だけ。
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穴が空いたような、空白の空間。
そうとも言えそうな、綺麗な空間。
僕が嫌いで好きな、惨めな空間。
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『空白』
全てを空白で埋めるのも一興。
全てを文で埋めつくして。
何かで語れるわけもない
「空白」
を表しても一興。
何も無い空間に、思いを馳せるのも一興。
その「空白」に謎を問い掛けるのも一興。
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私は
「 」
を考えるかな
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「独りは寂しい」
誰かがそう言った。
誰が言ったか分からない。
覚えてすらないなら、
それぐらいの記憶だろうけど。
けど、
その言葉が、
その声が、
酷く心に残って離れない。
独りになったって、
何かになるわけじゃない。
何も変わることなんてないのに。
寂しい。
その感情を覚えたのも、
その言葉が原因だ。
遠い昔のようなのに、
はっきりこびりついたそれに、
今の気持ちに、当てはまるのだろうか。
そんなことを考えさせられる。
今は、独りだ。
ひとりきり
何かある空間に。
人は、自分だけ。
音も、景色も、感覚も。
全てあるのに。
そこには、僕しかいない。
だから、ただ1人。
それだけの、自問自答。
Q,寂しい?
A,
答えは、出るはずもなく。
音となる前に、消え去った。
いつしか、答えを見つけ出せたら。
あの日、誰かが言ったあの言葉の。
あの時、少し思った否定の言葉の。
その、裏側にある。
答えを。
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別に、独りでも生きていけるし。
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雨が降れば、君に逢える。
プロセカですか?
プロセカなんですか?
ニーゴを書けと言っているんですか?
レオにを書けと言っているんですか?
書けませんけどね?
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あの教室から、人が、あいつらが。
貴方が、
居なくなれば、いいのに。
そうしたら、
うるさくないし。
煩わしくないし。
汚くない。
何より、眩しく…ない。
異端で異教な僕は。
その教室で寝るから。
誰もいない教室で、
独り、寂しく…。
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信号を渡ろうとした。
その時だった。
有り体な交通事故。
それを受けたのは。
僕では無かった。
記録するように、
覚えている。
誰が受けたか。
記憶にないのに。
車は壊れた。
人も壊れた。
音だけが鳴り響いて。
悲鳴だけが鳴り響いて。
点滅するは赤い色、
僕を溶かすように。
見せびらかすは青い色、
僕を靡くように。
最後になるのは光色。
信号。
真下は通れなかった。
ただの記録だ。
あやふやでおかしな記録。
受けた訳じゃない。
記録にあるのに記憶にない。
車も人も壊れて、
汚い音だけが鳴り響いて。
3色の色はこちらを見ている。
あの日起きた出来事の。
ただの記録。
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事実っちゃ事実?
人は死んでないけど。
というか、覚えてないし。
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