【きっと明日も】
0歳の息子に髪を引っ張られて1日が始まる
日中はずーっと2人きり
授乳をする
離乳食を食べさせる
おむつを替える
お風呂に入れる
抱っこをする
遊び相手になる
毎日同じことの繰り返し
昨日もそう
今日もそう
そして、きっと明日も
だけどちゃんとわかっている
代わり映えのない今の日常がいつか
「あの頃」と呼ばれるようになることを
戻りたくても二度と戻ることができない
とても幸せな日々であることを
きっと明日も、息子の笑顔を愛おしく思うだろう
きっと明日も、息子と一緒に楽しい気持ちになるだろう
きっと明日も、息子の写真や動画をたくさん撮るだろう
「きっと明日も」
そんな出だしから始まる単調で幸せな毎日を送り続けたい
2022.09.30
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-生後7ヶ月-
想像以上に早く移動するずりばい
平均よりも早くできるようになったつかまり立ち
平均よりもかなり早くに生え始めた歯
手が届く物はなんでも口に入れる
後追いが始まり少し離れただけでも大泣き
今日と同じような明日を積み重ねてきたつもりだったが
振り返ると息子は随分と成長した
これからもたくさんの明日を繋げていく
毎日代わり映えのないように見える明日を
明日も一緒に過ごせる幸せ
明日も一緒に笑い合える幸せ
【静寂に包まれた部屋】
思い出すのは高校時代のテスト時間
白いシャツが眩しい7月の静かな教室
そこに響き始める1匹のセミの鳴き声
今年も夏が始まるんだな
わくわくする気持ちを抑え、緩みそうになる口元をキッと引き締める
特別な予定もイベントも持たなかったあの頃
それでもただ夏が好きだった
2022.09.29
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夏ほどキラキラして見える季節はない
実際には予定もなくダラダラと暑い日々を送るだけなのに
7月は活力みなぎる空や海の青、全てが輝いて見える
8月は西陽のようなオレンジ、じりじりと焼きつくような暑さ
昔からこんなイメージを持っていた
いくつになっても夏が好き
人間関係が変わり、役割が変わり、
そしてまた、昔のような夏を過ごした気がする2022年
また来年もセミの声を聞いて口元を綻ばせるんだろうな
【別れ際に】
小学生の頃に感じていた別れ際の漠然とした不安
「これが最後になってしまわないか…」
家まで無事に帰ってほしい
また遊びに来てほしい
そして、
これからもその人の優しい笑顔を見たい
大人になった今でも、形を変えつつも残る気持ち
いつまでも当たり前であってほしいとても幸せなこと
「みんなが今日も無事に家に帰り着けますように」
2022.09.28
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特に親戚が帰る時に感じていた不安
どうしてそんな気持ちになったのかはわからない
「(その親戚に)帰りに何かあったらどうしよう」と怖かったことを覚えてる
帰ったら到着の報告が欲しい人、他にいないかな?
家庭を持った今、実家からの帰りは「到着」と無事を伝える側に
そんな報告いらないかもしれないけど、自分が逆の立場なら心配で…
今日もみんなが無事に帰ってきてくれて本当によかった