「君の背中を追って」

私より優れてるのに、
謙遜なんてしないで。
君がそれなら私はどうなっちゃうの。

私より優れてるのに、
夢が無いなんて言わないで。
私の希望が無くなっちゃうでしょう。

私より優れてるのに、
私を褒めないで。
君を素直に褒められない私が嫌になるから。

【#160】

「好き、嫌い、」

夏の夜は　まだ宵ながら　明けぬるを
密かに願うは　夜のままの世界

【#159】

「I love」

I love myself.
私は私が好き。
あなたよりも。

【#158】

｢どうしてこの世界は｣

何故でしょう、私たちを生かすのは。
知ってますか、私たちの生きる理由。
それはね、
植物は、貴方の二酸化炭素が欲しいから。
貴方がいてくれたおかげで、
一つの雑草が救われたかもしれない。
きっと植物にも好みがあって、
この二酸化炭素が好きっていうのが
あるかもしれない。
雑草もお花も十人十色。
誰かが貴方の二酸化炭素を求めてますよ。

【#157】

｢君と歩いた道｣

うん、凄く綺麗な景色だね。
ほら、もっとこっちへおいで。
地球ってこんなに綺麗なんだね。
僕もこんな風に褒められたいなぁ。
変だろうけど、僕は地球になりたい。
一緒にならないかい？地球の一部にさ。
最期の景色が、こんなにも素敵だなんて、
贅沢だねぇ。ここから飛び降りればきっと、
僕らは注目されるね？早くもっと前においで。
多分きっと、一緒なら怖くないよ。手を繋ごう。
せーのでこの世からばいばいだね。はい、せーの。

目が覚めたのは、白い病院。

【#156】