ナナ

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5/1/2024, 12:14:15 PM

「カラフル」

大好きだよと伝えれば
ちょっぴり照れるきみの横顔
わたしもあなたが大好きだって
伝えるきみは真っ赤だった。

快晴のもとで走り出す
あついあついと言いながら
駄菓子屋によって買ったラムネは
透き通るほど青かった。

木の葉にしずくがきらきらと
かがやきみとれる昼下がり
若葉の成長を祈りながら
緑を目に焼き付ける。

夕暮れのもとでただひとり
烏のなきごえが耳に残る
何故かおさないあの日々を
思い出すのはオレンジ色。

夜空に浮かぶ三日月と
満天の星々が目に映る
夜をみまもるものたちは
闇を金色で照らしている。

海底の景色がみたいから
どんどん深く潜ってく
ついにたどり着いたそこには
藍色の世界が私を待つ。

あなたによろこんでほしくて
あなたの好きな花を見に
優しく忠実なあなたは
この紫の花に似ている。

雨上がりの空を見上げ
ずぶ濡れのまま笑い合う
空もきみとの思い出も
全てがカラフルな虹みたい。

4/30/2024, 11:36:29 AM

「楽園」

それは、色とりどりの花に囲まれてるような
それは、美しい音楽に包まれてるような
それは、神秘的な光景を目にしたような
それは、大切なひとと一緒にいるような

それは、純白のヴェールに覆われたような
それは、天から降りそそぐ光のような
それは、透明で清らかなような
それは、私だけの天使のような

それは、秩序が保たれたような
それは、唯ひとりにゆだねるような
それは、踏んづけられた意思のような
それは、みんなみんな同じような

それは、ケーキにかかるラズベリーのソースのような
それは、おおきなおおきなシャボン玉のような
それは、お気に入りのリボンのような
それが、わたしだけの楽園。

4/29/2024, 1:14:50 PM

「風に乗って」

たんぽぽのわた毛 そよ風にのって
どこまでゆくの  あそこまで

そらにうかぶ雲 そよ風にのって
どこまでゆくの  どこでしょう

ピアノの音色 そよ風にのって
どこまでゆくの あの子のところ

わたしのきもち そよ風にのって
どこまでゆくの どこまでも!