「いつまでも捨てられないもの」
手紙かな。
手紙って文字となって残るし、
心がこもってるなぁ、大事にしよ。って思えるものだから。それに、親から貰った手紙とか先輩が部活引退するときにくれた手紙とかってすっごい感動するから汚れないように大切にしまってる。何回も見返せるってのも手紙の良いところだと思うな〜。
「誇らしさ」
私は友達を沢山つくれるような明るい子ではなくて、
勉強ができて誰にでも期待されるような子でもなく、
だからといって何か人よりずば抜けて出来るようなものもない。
周りを見わたせば自分にないものを持っている人が必ずいて、無意識に自分と比べて相手のことを羨ましく思うこともある。でも、「自分の良いところは?」と聞かれてすぐ答えられるだろうか。少なくとも私には難しい。
そんな私にも多くはいないが大切な友達がいて、
優しい家族もいて、可愛い愛犬もいる。
私は幸せ者だ。ちゃんと「私」を受け入れてくれる人がいる。この先も出会うかもしれない。私は自分の人生に後悔はない、むしろ誇らしく思う。
「夜の海」
綺麗な満月が静かな海を照らしていたある日、
その日は眠れなくて家の近くにある海に行った。
空には沢山の星が輝いていて、あまりにも綺麗だったから
時間も忘れて眺めていた。
何分か時間が過ぎたとき、後ろから幼なじみの女の子が声をかけてきた。その子は僕の想い人だ。彼女も海の近くに住んでいて、毎晩この海を眺めているらしい。こんな場所で会えるなんて、今日はすごく良い日だ。
彼女が隣に座ってきて、こう言った。「流れ星を好きな人と一緒に見ると、その人と両想いになれるんだって。」
そのとき、僕たちの前に流れ星が現れた。僕は(彼女の隣にいれますように)と願った。彼女は「ねぇ、なんてお願いしたの?」と僕に聞いた。僕は照れくさくて「君は?」と
返した。すると彼女は僕の目を見て、「私はね…今隣にいる人とずっと一緒にいれますようにってお願いしたの。」と
照れくさそうに言った。僕はその言葉を聞いて、顔が赤くなっているのが自分でも分かった。
それって、もしかして…!
あの日から僕は毎晩この海に来ている。あの子に会うために。
「自転車に乗って」
桜が満開の時期に自転車で
ゆるやかな坂をくだっていた。
そのときの暖かい風が、私の頬を優しくなでる。
私はこの風が大好きだ。春がくるたびこの瞬間が
待ち遠しくなる。