妖狐*・゜゚

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「夜の海」
綺麗な満月が静かな海を照らしていたある日、
その日は眠れなくて家の近くにある海に行った。
空には沢山の星が輝いていて、あまりにも綺麗だったから
時間も忘れて眺めていた。
何分か時間が過ぎたとき、後ろから幼なじみの女の子が声をかけてきた。その子は僕の想い人だ。彼女も海の近くに住んでいて、毎晩この海を眺めているらしい。こんな場所で会えるなんて、今日はすごく良い日だ。
彼女が隣に座ってきて、こう言った。「流れ星を好きな人と一緒に見ると、その人と両想いになれるんだって。」
そのとき、僕たちの前に流れ星が現れた。僕は(彼女の隣にいれますように)と願った。彼女は「ねぇ、なんてお願いしたの?」と僕に聞いた。僕は照れくさくて「君は?」と
返した。すると彼女は僕の目を見て、「私はね…今隣にいる人とずっと一緒にいれますようにってお願いしたの。」と
照れくさそうに言った。僕はその言葉を聞いて、顔が赤くなっているのが自分でも分かった。
それって、もしかして…!





あの日から僕は毎晩この海に来ている。あの子に会うために。

8/15/2022, 12:52:00 PM