6/23/2024, 2:54:01 PM
子供の頃は
鮮やかな色が好きだった
隣並んで 背中を押す風
不安定な補助輪
道端の控えめな小花
手の加わった小物たちも
すべてが ピンク色だったから
今でも消えない残り香を
薄く広げて 擦り付けたら
つまらない月影も恋しい
香り玉が花濃い弾け
埃被ったフィルターに
懐かしい想いを馳せる
5/29/2024, 3:53:47 PM
「ごめんね」
欲しかった言葉はこれではない
慰めのような
自嘲のような
何か吹っ切れたような
全てを諦めたような
当てはめる単語を間違えてしまったようだ
5/23/2024, 12:38:24 PM
逃れられない
辛い日常
ウザイほどに何もない
どうしようもない性格がダルくて
死ぬほうがよっぽどマシだなんて思う
たしかな光が欲しいだけなのに、
短くても幸せな人生が欲しいだけなのに、、
不要な道を導き出すのはやめて
早い生涯ほど、美しいものはない
5/22/2024, 3:00:24 PM
また明日
張り出し窓の外へ
日の昇りきらない地平線を覗く
嫌った昼間に反吐が出る
始まれば終わる人生が
唯一の救いだった
影を伸ばす草花と
置いてけぼりな陰を心の休み処とした
目を覚ますのは消えそうな
そんな明日の朝だった
5/16/2024, 2:27:47 PM
愛があればなんでも出来る?
可能なんじゃないかな?
愛に弱いも強いも見定めて
比べるなんて見れたもんじゃない醜さを
下手に自慢するのはやめてよ
幼い頃から抱きしめ潰したクマさんのぬいぐるみ
何度も縫い直した目の縁に
愛しさを思い出したへこたれた深夜
愛なんて1通りじゃないってまた信じた