ミツル

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5/7/2024, 3:29:22 PM

初恋の日

少女マンガでよくあるようなシーン
気になっていた人と夏祭りデート
かわいいお面を額にひっつけて
焼きそばを食べていたら幼い子供の母親を見つけて
可愛かったなんて笑いながら
少しだけでも嫉妬してしまう顔

初恋の日は
ほんのり甘い匂いが漂う日で
人気者と評されてた彼と初めて目が合った日で
はじめは頬をひきつる感覚を覚える日だった

太陽高度も月が欠ければ
浮かぶ時間も短くなった
彼の口から放たれる言葉ひとつひとつに
まだまだ翻弄される毎日です

5/6/2024, 3:11:51 PM

明日世界が終わるなら

たぶん、家の寝具を新しくして
腰かける柔らかな羽毛のソファを買い換えて
来年用の手帳を買うと思う

今目の前にいる 貴方が
本当に 私の愛する人なのか を考えて
手を取りあい 涙を浮かべた あの日が
一生の思い出に成る日 を想像する

明日世界が終わるとしても
どうせ 朝は来るし、反吐の似合う友人も消える
貴方もそっと 夜にはひっそり眼を閉じる

5/3/2024, 2:40:52 PM

二人だけの秘密

世界の創まりは二人だけだった
隣同士 目覚めた最初の朝に
そう確信した

神様と名乗るよう 風貌で
差し出してきた透けて脆い手に
一目惚れして上におく

天気が晴れれば 貴方は泣く
天気が悪くなっていけば 赤い鼻のまま
明日もいい日であると口にする

始めは 君だけが知っていた秘密
教えてもらって少しわかった
君が過度ににやけた晴天を嫌う理由を

5/1/2024, 3:37:35 PM

カラフル

蒸し暖かい心残り 風が頬を拭う
もうすぐやってくる 雨音鳴る季節に
目を開けては飛び込む 強く打たれた鼓動

好んでそばに多く置いた
カラフルなキーホルダーに ガラスペン
表紙には 儚い女の子がひとり
惹かれるのは題名で 堕とすのは敬具の挨拶

4/27/2024, 12:35:30 PM

生きる意味

そんなものは元々ない。
いや、、作ろうとしない。
意味を求める世界に疲れたんだ
そんなものに縋って生きるのが嫌いなんだ
もしかしたら、虐めてきた奴より嫌いなのかも

最初は白黒の方がいい
それを愛でたいと思うから
視界を囲む縁の色彩だけは虹掛かり
少しずつ飴色にじんで
カラフルになれば
美しいなんて想いたいから

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