5日目【美しい】
貴方と出会うまで、美しい私を忘れていました。
「恐怖」に支配された私は、自分を美しく着飾ることも、メイクをきちんとすること、髪を手入れするも無くなり、過食に走って25キロも太りました。
貴方と出会い、恋の喜びを知り、束の間「恐怖」忘れ、ダイエットをし、タイトスカートを履き、ブラウスを着て、ヒールを履いて、塞がっていたピアスをまた開けて、髪を伸ばし、メイクだけでなく、お家エステも行うようになりました。
15年ぶりに、美しい私を取り戻しました。
だけど。恋は短くもはかなく。私はまた「恐怖」に支配されてしまいました。
美しい私はまたしてもどこかに行きそうです。
4日目【この世界は】
この世界は、他人とのコミュニケーションに関して、答えがない。
いろいろコミュニケーションについての本やサイトや、動画や講座があるけど。
自分以外の他人は、限りなくパターンがあるから、こうしたほうがいいと言われても、当てはまらないことも多々ある。
自分との対話(コミュニケーション)だってよくわからないのに、他人との関わりなんか、わからなくて当然、失敗して当然だと思えるようになった。
でも失敗すると落ち込むし、歯痒いし、辛いし、悲しいし。わかっちゃいるけど、相手をわかりたい、理解したいって気持ちがあるからこそ、悩むわけで。
この世界は、たった一人で生きるのは絶対無理だから、いろんな人のおかげで生きていけてるわけだから、コミュニケーションに悩むのは、生きていける上での代償かもしれない。
3日目【どうして】
どうして「恐怖」に捉われたままなんだろう?
別に命の危険に晒されるとか、虐待や性被害に遭うとか、ひどいハラスメントとか、PTSDになるような怖い目に遭った訳じゃない。
元職場の上司に恐怖を抱いたまま、今に至っているだけ。
今は辞めた過去の職場の上司の態度に、今も捉われているだけ。
あの時、プライベートも苦しんだけど、同じくらい充実したこともあった。
なのに私は人生のわずかな一部分に、16年も捉われている。
どうして?
2日目【夢を見ていたい】
「恐怖」に捉われた私が失ったものの一つは、夢を見ることだ。
「夢」なんて、フワフワしてキラキラしたものを見てないで、実現可能な「目標」立てろ!
って思ってる。
…改めて「目標」じゃなく「夢」について考えてみる。
私、本当は、今みたいになりたくなかった。
もっと可愛らしくピュアに生きたかった。
私は、「夢を見たままでいたかった」
「恐怖」を知ってしまったことで、自分自身を守る為に、可愛らしくピュアな私を隠した。
でも…考えてみたら、失ったんじゃなくて、隠しているだけなら、可愛らしくピュアな私は、まだ在るんだよ。
そう、私の本心は「夢を見ていたい」
「恐怖」を昇華と消化したら、また夢を見られるかな。
1日目【ずっとこのまま】
ずっとこのまま、16年前の恐怖を抱えて生きていくのが嫌だ。
昇華と消化したくて、いろいろ考察し、なぜ恐怖を持ったのか原因を見つけて、納得するんだけど、恐怖そのものについては。全く変わらない。
今も怖いまま。
私はあの時期、恐怖のあまり、自分の価値を見失ってしまった。その後、自分の価値を探していろいろやったけど、どれもうまくいかなかった。
上手くいかなかった原因は、「分」じゃないことばかりしていたから。
ここでの失敗経験が、ずっと恐怖の尾を引いているんだとも思う。
今回、この書くことにチャレンジしたのは、お金をかけずに続けることをすることで、自分を見出せるんじゃないかという期待。
ずっとこのまま、恐怖を体の中に持ち続けるのは嫌だ。