誰もが みんな
いつかは
この地球に
サヨナラする…
期限付きの 命だから
無駄に 過ごしたくない
それなのに…
今日も
悩み 苦しみ
ジタバタして
一日が 過ぎる
くだらない…
わかってるよ…
くだらない奴の事なんか
スルーすればいい
ただ それだけだ…
なのに…
たった それだけの事が
どうにも 難しくて
また 悩むんだ…
#誰もがみんな
僕は 見たんだ…
幼い日の
とある 蒸し暑い夜…
だけど…
これを言ったら
全てがおしまいになる…
幼かったけど
なぜか わかったんだ…
だから…
胸の奥の 一番深い場所に
二度と 掘り起こせないように
記憶を 葬ったんだ
#どこにも書けないこと
急に 黙り込んで どうしたの?
目も合わせない
返事も返してくれない
怒ってるの?
私 何か したかな??
わからないよ……
どうしたの??って
聞いて欲しいの?
察してほしいの?
かまってほしいの?
あのね…
君の機嫌なんて 誰も知らんのよ
自分の機嫌は 自分で取ろうよ
不機嫌に過ごそうと
機嫌よく過ごそうと
時計の針は
同じ時を刻んでるよ…
ねぇ…
楽しい一日にしようよ…
#時計の針
この気持ち…
もう
感情のダムが 決壊しそうだ
誰も居ない場所を探す…
(キョロキョロ…)
ここなら 大丈夫…
深呼吸をする…
そして
大、 大、 大絶叫 !!!!
決壊した感情…
乱れる呼吸…
とめどなく 溢れる涙…
#溢れる気持ち
わたしは 樹齢数千年超えの 縄文杉だ
気が遠くなるような 長い年月
苔むす荘厳なるこの森で
精霊たちと ひっそりと過ごしてきた
すべてが 平和だった…
人間に見つかるまでは…
やがて わたしの森が世界遺産 ? とやらに…
人間の誰かが 決めたらしい…
次々と押しかけ 踏み荒らす人間たち…
ここは 神々の森だった…
共に過ごしてきた 精霊たちは
どこかへ 雲隠れしてしまった…
1000年先も その先も…永遠(とわ)に
精霊たちと過ごせたはずだった…
わたしは さみしい…
わたしは せつない…
わたしは 苦しい…
人間たちよ 目を覚ませ…!!
本当に守るべきは 何だ…!!
この世が 手遅れにならないうちに
どうか
早く 気づいておくれ…
#1000年先