8/12/2024, 9:22:34 AM
麦わら帽子が置いてある
そっと持ち上げると
トンボが飛び立った
……悪い事をした
8/10/2024, 9:31:07 AM
上手くいかなくったっていい
ちょっとまだ思いつかない
キープ
8/8/2024, 8:37:56 AM
「最初から決まってたんすよ
つまり、出来レースってやつっす」
オーディション、最後まで残ってるよって聞いていた
争ってるのはレジェンド級の大物だった
サンプルの出来は決して悪くなかったと思う
でも、
負けた
慰めなのか、
デスクから軽く告げられた言葉は
深く刺さった
「クライアントがおしてたんだって
だから仕方ないっすよ」
仕方なくは無い
落ち度がなくても
これではいつまでも這い上がれないでは無いか
だめだこれじゃ
いつまでたっても
負けだ
努力じゃどうしようもない壁
でも引退するつもりは無い
この壁に触れる位置にいる限り
抜け穴を探して進む
そんな途方も無い作業がまた始まる
8/7/2024, 6:23:56 AM
「ご住所伺ってもいいですか?」
「……ちきゅうです」
そうそうそうそう
太陽系第三惑星ってね、
っておーーーい!
心の中でそうツッコミ落ち着いた声で再度問う
「もう少し範囲を狭めてもらってもいいですか?」
「あ、府中市浅間町です」
あ……
ふちゅう……し…か
聞き間違いましたごめんなさい
§太陽
7/28/2024, 9:00:50 AM
神様が舞い降りてきて、こう言った
世界中の人間に何か一つスキルを与えよう
なんだそれ、なんかのRPGみたいなこと言うなー
そんなことをぼんやり思ってたら
そなたには、目をつむってシャーペンの芯を折らずに入れられるスキルじゃ
そう言って帰って行った
んーーー
スキルっていうか
ちょっとした特技?まーそれスキル……か?
つまり、どんなくだらない事でも
人間ひとつくらい特技があるって
神様は言いたかったのかなー
なんて思いながら、目が覚めた。