8/22/2024, 9:29:55 PM
フライパンの上のホッケを裏返す
二匹パックの二匹目
ぼくは一人暮らしだから
一昨日食べた残りだ
二匹目はなぜか
上手く裏返せない
ボロボロに
崩れてしまう
若い時は一人でいい
でも年取ったら
誰かと一緒に暮らすのが夢なの
それも良いかもねそう思った
8/21/2024, 8:25:13 PM
鳥のように
山の中
こっここっこと
呟きながら
ぼくはいるのさ
鳥のように
水の上
周りに輪っかを
作りながら
ぼくはいるのさ
今のぼくは
もうそれだけ
きみはみつけてくれるかな
それとも滅んでいくのかな
8/20/2024, 3:25:19 PM
空は繋がっている
人は言うけれど
そんなもの人と人なんて
お互いの気持ちなんて
わかるわけない
わかったふりをしていただけ
離れた時から
離れていく
心と心ももう見えない
君の笑顔も
君の背中も
全てはもう夢の中
伝えること
掴まえること
何もかもが昔の話
思い出すのは君の言葉
そういうことか今さら気付く
年老いていくこの体に
痛みが走るさよならを言う前に
8/16/2024, 1:44:01 AM
誰も知らないところで
よせる波のように
繰り返す鼓動
重ねた両手
いつも夢に見るあの日にかえっていく
遠い遠い昔の僕にそんな幻
貝殻をまた濡らしては
砂をまたさらっては
時はつれていく闇の中へ
夜の海やがてまた一つ未来のページを開ける
8/15/2024, 7:48:47 AM
自転車に乗って
たどり着いた甲子園
陽射しの中で
聞こえてくる声援
あの日の僕は青春の真っ只中で
だけど何をすればいいかわからずにいた
誰も知らない僕たちだけの夏
少しずつ離れていくこと
大切なことを何も言えずに
いることにさえ気付かずに
はー、バカぢゃねーの
ほんまに恥ずかしいわ
今思えばめちゃくちゃ悪いことした
めちゃくちゃごめんなさい