つっな

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12/7/2022, 10:32:50 AM

お気に入り。

私はいつも隅っこにいる。
なぜかって?落ち着くから。ただそれだけ
人見知りな私にとって友達なんて言える人なんていない。
みんなが笑うとすごく不安になる。

「私の事を笑ってる、?」

んじゃないか。って
怖くなって泣きそうになった時は、隅っこに行く。
隅っこには、神様がいるようで私を守ってくれるそうで不安が スっ_ と抜けるような感覚。

「あぁ、ありがとう」

ただそう思うだけ。
周りから見ると変なやつかもしれないけど、、そんなのどうでもいい_



ある日先生が私にだけお話をしてくれた。

「〇〇さん。」

驚いたがなんだろうと思い先生に近づいた。

「隅っこ、落ち着く?」
先生がニコッと笑いながらどこか儚い声で言った。

「あ、はい。隅っこ大好きで、、」
咄嗟に出た言葉だった。

「そっか、不安とか消えるよね~笑」

「ですよね笑」

「実はね、あそこの隅っこ」
いつも私が行くところに指を指した。

「あそこから飛び降りた子がいるの。」




「え、?」
分からないけど緊張が走った

「その子ね。いつもそこでいじめられてたらしいの、」
今にも泣きそうな声、でも先生は話を続ける。

「もう本当に辛かったらしくて、。だからそこから飛び降りたの。」
ぐちゃぐちゃになってなんだか分からなかった。

「ただ、きっといつも1人な〇〇さんを気にかけて守ってくれてると思うの」

「そうなんですか、。」
「ちなみに何年前に亡くなったんですか、?」




「6年前だったかな。私すっごい記憶に残ってる。亡くなる2年前にここに来たの。」

「隣のクラスの担任をしていたころ。」

「あの子は~…」
と淡々と話を進めた。

ただ私は、

「守っててくれたんだ」と心の底から安心した。
そう思っていると先生は

「ごめんね、こんな話しちゃって。」

「いえ!大丈夫です。なんだか守ってくれてるって思うとすごく安心して、仲良くしたくなりました笑」

「そう笑ありがとう。じゃあ次の時間も頑張ってね。」
そう言って先生はクラスから出て行った。




一人ぼっちな私。なんだか友達が出来そうなんて考えてる。

これから私はずっとあの隅っこに居ようと思う。
あの子が寂しくならないように。

私のお気に入りは、部屋の隅っこです_