NoName

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1/11/2025, 5:25:32 AM

立ち止まる。

吐いた息が、真っ暗な空に吸い込まれていく。

明日は雪だろうか?

星の見えない空を眺めて思う。


歩き続けることに疲れた。

もう何もかもどうでもよくなって、

生きるのさえ投げ出したいと思った。


自分が単純なやつなのは知ってた。

誰かに必要だって言われれば、

何でも頑張れる位。

誰かに棄てられれば、

もう誰も自分なんかいらないと思う位。


難しく考えたって、

自分にはよくわからない。


ただ一緒にいたかった。

なにものでもなくていい。

恋人でも友人でもなくていい。


自分が誰かの何かになるのは怖い。

どうせすぐに他人に戻るのなら、

名前のあるものになりたくない。


ただ誰かと一緒にいたい。

それはわがままなんだろうか?


自分を受け入れてくれるなら、

何でもできるかと言われたら

できないと言いきれる。


そんなに興味はない。


それなら、ひとりでいればいいのに?

たしかにそうなのかもしれない。

天邪鬼な自分に呆れてくる。


未来への鍵があったら?

たぶん探しにも行かない。

過去も今も未来もそんなに変わらないから。


とりあえず、帰るか。

手先が冷えて痛くなってきた。

12/11/2024, 1:30:43 PM

何でもないないフリをして過ごす。

それで、彼の気持ちが収まるなら…。

そう思って、自分の気持ちを削っていく。

少しずつ、少しずつ。

自分の存在価値まで削っていく。


消えたいなぁ。


死にたいではなくて、消えたい。

死ぬと消える、何が違うのか?

消える方が楽そう。

死ぬのは苦しそう。


ある時、ふと思った。

どうしてそんなに執着するのか?

考えた。


世の中には彼以外も存在してて、

自分を見てくれる人もいる。

自分を必要と言ってくれる人もいる。

その人たちに背を向けて、

彼を追いかけるのに意味はあるのか?

自分が見えなくなってしまった人を

追いかけて何がしたいんだろう?


ある時、彼以外の人から、

彼と同じことを言われた。


何かを隠してるわけじゃない。

何を話しても興味がなさそうだった。


ずっと一緒にいられると甘えて、

わがままばかり言って、

話しも聞かない人と

自分はどれ位一緒にいられるだろう。

きっとすぐにどこかに行ってしまうと思った。


何でもないフリをして過ごす。

誰も自分を認識してくれなくても。


何でもないフリをして過ごす。

もう誰も傷つかないように。


消えたいなぁ。

そう思いながら…。

11/25/2024, 2:28:06 PM

太陽の下で君とまた逢えたら、

僕は他に何も望まない。


君とまたいろんなところへ行って、

いろんなものを見る。


そんな夢のようなことを考えてしまう。


もう君の隣には別な人がいて、

僕はもう過去なんだと知っても、

奇跡が起こらないかと思ってしまう。

11/24/2024, 3:19:43 AM

また1枚の葉っぱがひらひらと落ちていく。

自分の命が少しずつなくなっていくのと

同じように…。


病室からその木を眺め始めて、もう半年。

今は安定しているけど、

またいつあの痛みがきて苦しむのか、

そう思うと生きることがつらい。

窓の外から聞こえる笑い声が羨ましくて、

耳を塞ぐ。

深く深く眠って、

そのまま目覚めなければいいのに。

何度そう思ったか。


自分は他の人とは違う。

不平等な世界の悪い方に自分は生きてる。

何をやっても意味がない。

誰も自分のことなんて気にしてない。

そう思っていた。


それでも、諦めたくなかった。

だから、ひとつのアプリを入れた。

いろんな人がいろんな悩みを話していた。

自分と同じ悩みを持つ人もいた。

自分が発信すると、

顔も知らない人たちが話しを聞いてくれた。


悪い方にしか考えられなかったことが、

少しずつ前向きに考えられるようになった。

また明日も話せるように、

頑張って生きようと思えるようになっていた。


また悪い方に落ちていく、

そんな不安もある。

でも、ただ生きてるだけなのは寂しい。

そう思えるようになっていた。


自分が自分らしく生きれるように、

まずはこの病室を出れるように頑張ろう。

いつか出れたら、行きたいところへ行こう。

11/21/2024, 1:46:49 PM

目が覚める。

憂鬱な1日が始まる。


終わりは見えていた。

だから、終わりにした。

ただそれだけだったはずなのに、

今は何もわからなくなった。


すごくすごく好きだったから、

こんなに苦しい。

いっぱいいっぱい幸せだったから、

こんなに寂しい。


前に進みたいのに、

近くにいる君にぎゅってしてほしい。


近くにいるのに、

透明人間みたいに存在を消されているようで、

寂しい。


ここにいるよ?


もう届かない声を必死に叫びたくなる。


自分勝手で天邪鬼でどうしようもない自分を

好きでいてくれてありがとう。

さようなら。


まだ、消えないこの気持ちは

どうすればいいの?


今はただただ抱き締めている。

想い出がひとつずつ消えていくまで、

ずっとずっと大切にしたい。


好きな人がいて、

いっぱい幸せだったから。


ありがとう。

その言葉だけでも、

ちゃんと伝えられるようになりたい。

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