世の中を恨んで中指を立てた夕暮れ
影だけは誰が悪いのか知っていた

[影絵]

ずうっと聞いてきた声
刺さって抜けない言葉たち

もう遠い、遠い過去の話
気にしなくたっていい

でもまだ聞こえる
遠くのはずの声
耳元で
遠くの声

まただ
目が覚めた。

[遠くの声]

一面桃色の桜並木
満開の桜に君の笑顔はよく似合う

｢あ｣

春嵐が鳴き 君の声をかき消す
花びらが舞い 君の姿を隠す
綺麗な桜が散れば春はお終い
いつまでも続いたら良かった

[桜]

「はじめまして」
この挨拶は1人につき1回しか使わないはずだけど
あなたとはこれで何回目だろう
懐かしい顔って言ってくれるのが嬉しくて、悲しくなりきれないよ。
何回でも挨拶しようね
「はじめまして！」

[はじめまして]

小さな幸せを集めて
大きな悲しみに立ち向かう
「なんだかんだ、幸せだったな」
そう思えたら はなまるだね

じゃあまずは
幸せな うたた寝から。。

[小さな幸せ]