6/6/2023, 3:36:20 AM
「誰にも言えない秘密」
日本海の荒波が育てた逞しい広背筋から生まれた力が拳へと伝わり彼女のボディに突き刺さった。
土台無理だったんじゃ、穏やかな湖で生まれた淡水人魚の彼女にいくらボクシングを叩き込んでも海水人魚に勝てるわけねぇわ。
満身創痍の彼女をそっと湖に戻す…斜めに泳いどる…もうダメかもしれん。
「じゃあの」
わしはそう呟いて広島へ帰った。
5/31/2023, 1:14:50 AM
「ただ、必死に逃げる私。何かから逃げるように」
そう、見た目はただの老婆だ…しかしあれは違う!
老婆の形をした何かだ!何なのだ!?
直線は明らかにあれの方が速い、最後のヘアピンカーブ…
あそこで突き放せなかったら私は…
雑念を振り払うようにアクセルを踏み込んだ。
5/25/2023, 9:29:11 PM
「天気予報では晴れだったのに」
天気予報では晴れだったのに…
息を吹き返した河童のアッパーが俺のアゴを打ち抜いた