懐い

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10/2/2022, 11:16:01 AM

奇跡をもう一度

 奇跡をもう一度。
 それは、思いも寄らない嬉しいことがあったときに、あなたが思うこと。
 
 でも本当に、それは奇跡なのだろうか?
 当然のことなのではないだろうか?
 だってあなたは、奇跡を起こすことができる向上心と、諦めない心を抱いていたのだから。
 あなたの穢のない心が、四つ葉のクローバーを見つけただけなのではないだろうか?

 奇跡をもう一度起こすことは簡単。
 どうするかって?
 あなたのその心を、純粋な魂を、守り続ければ良いだけだ。

10/1/2022, 11:27:14 AM

たそがれ

 ブロック塀の上でただ一匹、たそがれている痩せた野良猫。
 険しい顔で、どこか淋しげな顔で、丘を見下ろしている。
 帰る場所がないんだね。
 愛してくれる人がいないんだね。
 一人惨めに、夜を越すだけなんだね。
 私と一緒だね―。
小さな名もなき三毛猫を見ていると、なぜだか涙がとめどなく流れてくる。

9/30/2022, 12:09:34 PM

きっと明日も

きっと明日も朝が来る。
朝が来てほしくない夜もあるし、
早く来てほしくて眠れない夜もある。
明日というものは
それほどに残酷なのに
それほどに輝かしくなるときもある。
いや、明日というものは、じゃなくて、人間の心の持ちようが、かもしれない。

待って、
朝が来る前提で話していたけれど、
そんな保証どこにもなかった。

9/29/2022, 12:18:21 PM

静寂に包まれた部屋


 静かな部屋で一人。
今日あったことを思い返して、哀しくなったり、ひとりでに笑顔が溢れてきたりして。そういう時間が大切だ。
 
 どんなに明るい人でも、辛いときはある。
 誰かと一緒にいることに疲れて、逃げ出したくなってしまう。それが人間というもの。
 そういうとき、静かな部屋は無言ながらに言う、
「ここに来て。」
 静寂に包まれた部屋で、自分と向き合う。
 そうして明日も頑張れる。

9/28/2022, 2:59:35 PM

別れ際に

 去っていく君の姿を見て
頑張ってねって思った。
小さい頃からいつも一緒、双子のように育ってきたね。
 でも、君は未来を追いかけて遠くへ行く。
 私に君を止める資格はない。
 だからせめて言わせて、「さようなら」

いつでも帰ってきていいからね、辛くなったら。

 根気強い君は、きっともうこの場所に戻ることはないって、知ってるけど。長い付き合いだったから、そのくらい分かってるけど―。

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