片想いから始まったのはいつだっただろう?
確か初めて出会った時はあまり好きじゃないタイプだった。
そこから何度か時が過ぎてどちらかわかんないけど交換してからもなんの音沙汰もなく過ぎていった。
9月の中旬忘れもしない何もない日にLINEが来て
~来週の祝日はなにしてるの?〜
なんの予定もなかったので何も無いと返信したら
〜じゃあ飲み行こうか?〜
世間では訳の分からない風邪で猛威奮ってるのにまぁいいかと思い。行きましょうか!
〜じゃあ15時に神田で〜
これが後々私達を変えるとは…。来週次の祝日は3年目の記念日。長いのか短いのかよく分からないけど気が合うからずっと一緒に居るんだろうな。
(ホントにある話を脚色してますが来週記念日なんです。)
滅多に返事をくれないアイツのLINEは開くのに少しだけ開くのを待つ
どうせ後から電話来るから。アイツのかまって欲しい時の合図になっている。
アイツのわがままに付き合えきれん時もある。
だけど離れたいと思ったことは1度もない。
磁石みたいに引っついた関係はこれからも続くはずだから。
ホントに開けなくなる時はどちらかがあっちの世界に行く時かif…の時か…。
アイツと世帯持ちたいと思った事はあるけど中々実行に移せないんだ。
もしもそれで壊れたら…。って思うと…。
End
言葉はいらない…ただ…
ーーー
「あの…。」
『ん?』
「初めてだから…優しくして…?」
『あ…あぁ…。』
手を絡ませられて見つめられてる…私は目を逸らした。
『どうしたんだ?』
「いや…。だって恥ずかし…」
初めて舌を絡めるキスをされた…。全部が初めてで怖かった…。
「…あの…。」
『ん?』
「…あ…あ…」
『ばぁか…言葉はいらないよ。』
口に吸い込まれるみたいに消え入る声で初めてなら尚更なって聞こえた気がした。