明日世界がなくなるとしたら、何を願おう
願い事なら数え切れない程あるんだ
だってこの世界は
不安と悲しみと恐怖と苦しみに満ちているから
願い事が尽きることがない程に歪んだ世界だから
それでも僕はきっと世界の最後の日に
こんな事を願うんだと思うんだ
これからもこの世界で生きて行けますように
叶うはずのないそんな願いをすると思うんだ
だって僕は
不安と悲しみと恐怖と苦しみに満ちた世界で
希望と楽しみと期待と喜びを見付け出す幸せを
知っているから
君と出逢ってから
僕はずっと君の気持ちを否定してきた
君と出逢ってから
僕はずっと君の意見を無視してきた
僕にとっては君の意見や評価よりも
他人の意見や評価が重要で
僕にとっては君を愛したり、君に愛されることよりも
他人を愛すること、愛されることが重要で
僕にとっては君を大切にするよりも
他人を大切にすることが重要だっだ
でも立ち止まって僕は君のことを沢山考えたんだ
そして僕は君こそが一番大切で
愛すべき存在であることに気が付いたんだ
君をそのまま愛することが
僕の人生の意味であることに気が付いたんだ
今からでも間に合うだろうか?
僕が君という僕自身を大切にすることは
今からでも間に合うだろうか?
僕が君という僕自身を愛することは
届かぬ想いを抱けることの自由を
幸せと呼ぶ
届かなかった想いの数だけ
僕たちは夢を見たんだ
あなたはきっと全ての願いを叶える力を持っていて
持っているけれど
叶えないことを選択したのではないですか?
数え切れないあなたへの願いごと
それが叶わなかった時の
数え切れないあなたへの恨み言
あなたにとっては叶えることの方が簡単で
叶えてあげれば
あなたを非難する人間はいないし
あなたを冒涜する人間はいない
あなたはただ感謝と尊敬を受け取るだけで良い
あなたにとって願いを叶えないことは
とても辛く悲しく苦しいことではないですか?
それでもあなたは力を貸すのではなく
見守るという選択をした
私はそれこそが
あなたが神様と呼ばれる理由のような気がするのです
快晴は空の表情のひとつ
笑顔は人の表情のひとつ
ずっと同じでは居られない
世間は常に晴れていること
常に笑顔でいることに価値があると言うし
そうであれと言う
いいじゃないか
たまには不安に押しつぶされたって
いいじゃないか
たまには誰かを疎ましく思ったって
いいじゃないか
たまには不満を口にしたって
それもまた自分の表情のひとつなのだから
今この瞬間の感情を受け入れることは
自分を否定しないことと同意だ
いいじゃないか
今日位はみっともない自分で
それでこそ真っ当な人間だ