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8/23/2024, 12:28:14 PM

「海へ」

人が集まる。
友だちと、あるいは好きな人と遊びに
走りに
日焼けを求めて
働くために人が集まる。

ゴミが流れ着く。
ポイ捨てられた
風に飛ばされた
豪雨で押し流され、全てを飲み込んだ終着点。

想いを叫ぶ。
やり切れない想い
人前で叫ぶことすらできない苦痛
激情。
溜まりきって溢れる感情

海は全てを飲み込んだ。

8/15/2024, 4:27:20 PM

「夜の海」

蒼白く光った。
ゆらゆらと引いては押すそれは、いつも見ている光景とはまるで違う、知らない世界のようだった。
これはただの赤潮。
でもいつも聞こえてくる波の音まで違って聞こえてしまう。それほどに気持ちが昂っていた。

波打ち際だけ、いつも通り。
だからちょっとだけ、その蒼色が欲しくて歩いた。
ざぶざぶざざ、歩く。
洋服が濡れる不快感。
体が強く引かれる浮遊感。高揚感。
冷たかった。
そうだこのまま死のうと思って。
何も考えずに。
何も考えないままにこれまでとこれからの全てを考えながら。
さいご、諦めきれずに諦めた

5/13/2024, 8:34:46 AM

「子供のままで」

今日が過ぎた。
明日になった。
昨日、明日と呼ばれていた それは今日になった。

そうやって、日が過ぎていく。
でも僕は時間のなかで今日も、今を暮らしている。

連続的で変化が無いように見えて、
本当は何もかも違う。

あのときのままではいられなかった。

5/1/2024, 12:44:03 AM

「楽園」

あぁぁ幸せだ。
なんて良い場所なんだろう。
こんな場所にずっといたい。楽しいな。


なぁ、こんな場所があると思うか?
現実はこうだ。
毎日粉になるまで頑張っても上には上がいて、劣等感抱えて、人に合わせて疲れて疲れ果てる。
同調圧力に押しつぶされて、秩序とかいうふざけた便利な社会。
もう嫌になって泣いて、ちょっといいことがあって、過食して嫌になって、褒められても上手く受け取れなくてモヤモヤする。
そんなことの繰り返し。

楽園にいっても、変わらない。
人がいたら疲れて、人がいないと寂しくて。

どうせ頑張るし、そうじゃないとつまらないんだ。

現実はかなりゴミだけど、
ゴミに揉まれて生きるのもきっと人生。

4/21/2024, 12:12:45 PM

「雫」

みんながみんなして、仲良さそうに群れる。
群れるのが当たり前。
集団は優先されて当然で、群れないお前は負け組。

そんな空気が嫌いだ。

本当は、群れの中で全員仲良しなんてそうそう無くて、
1人が怖くて必死に笑顔を作ってる。
馬鹿みたいじゃん。

確かに自分が流されて辛くても安心できるかも。

でも雫は、それだけで綺麗なんだよ。

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