あめ.

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9/25/2024, 10:51:35 PM

窓から見える景色

この景色が大好き
いつも窓から外を見ている
慌ただしく走るスーツ姿のお姉さん
犬の散歩をする隣のおじさん
今日初めて見たどこかの青年

いつも毛づくろいをしながら眺めている
気持ちの良い朝
日を浴びながらどこか眺める

気がつくと寝ていた
これは猫の世界

私から見た猫の世界

いつも私は見られている
急いでパンをかじりながら走った朝も
優雅にイヤホンで音楽を聴いた朝も
涙で顔が浮腫んでいる朝も
あの猫が今日も私に力をくれる

さあ今日もがんばるぞ

この日常が続けばいいのに
     あめ.

9/8/2024, 10:07:23 PM

胸の鼓動

うるさい
誰にも聞かれることのない音
あなたと会う度にうるさくなってしまう音
あなたにはこの音が届いていませんか

届いていたら私が隣にいたんだろうな
私の幸せは一体どこにあるんだろう
誰かの音が私にも聞こえるようになりたい

                 あめ.

8/28/2024, 5:29:31 PM

突然の君の訪問

なんで今更きたの。
もうなにも戻れないよ。

君は私から目をそらして言葉を探す

私もう変わったから!
もうわがままは言わない
束縛もしない
すぐ怒ったりしないし話も聞くよ!

何にも変わっちゃいない

わがままが嫌だったんじゃない
私のわがままを聞いてほしかった
束縛が嫌だったんじゃない
あなたを不安にさせた私が嫌なんだ
怒ってもいいし話を聞かなくてもいい
ただ君の隣に居られたらよかった

ごめんね。
もうやり直せない。

そう言ったのは君だったじゃないか
あと少しはやかったらな、
大好きでした。幸せになってね。
あめ.

8/27/2024, 3:40:14 PM

雨に佇む
ただ空を見上げる
空一面を埋め尽くす白い雲
私は今、光を探す

雨に打たれながら顔を覆ったあの帰り道
雨でよかった
ずぶ濡れになっても帰らないあの休み時間
雨がよかった
せーのでとんだあの水たまり
雨はよかった

流れた雨は一縷の涙
私は雨を嫌いになった
あの冬の冷たさを思い出すから

私は雨に佇む
あなたが私を温めてくれるのだから

        あめ.