お題 どうすればいいの?
『片思い』
「どうすればいいの?」
この問いに答えはないだろう
何をしてもその人生をやり直すことはできない
私はいつも
「どうしたいだろうか」
と考える
それでも未来には分からないことしかない
全てが妄想で理想で現実ではない
好きなあの子も
嫌いな友達も
自分の未来でさえも
予想通りにはならないんだ
私はこれから
「どうしようか」
と考えたい
無限大の選択肢から
私の望む空虚な仮想の世界へ1番近い選択を
だからもう後悔はしたくない
好きなあの子をとられたくない
もっと仲良くなりたい
もっと会いたい話したい
どうしても上手くいかないのだった
あの子にはもうパートナーがいる
「どうすればいいの?」
あめ.
また会いましょう
「また会いましょう」
そんなお別れの言葉をたくさん交わした
結局そのあと会った人なんてほとんどいない
だから私はこの言葉が好きだ
だってこの言葉はみんなが使って
みんな嘘だから
だから私も嘘をつく
「大好きです」
「付き合ってください」
これでいいんだ
みんな嘘になる
この気持ちもこれで終わり
次の恋でまた会いましょう
私の恋心
あめ.
一筋の光
あなたは本当の絶望を見たことがあるだろうか
私にはまだない
まず本当の絶望とはなんだろうか
大怪我をして一生歩けなくなること
記憶をなくしてしまうこと
災害で家族をみんな失うこと
愛していた相手に振られること
こんなものだろうか
絶望とは希望を全く失うことらしい
私は今でも未練が残るほど魅力的な彼女に振られた
もう別れて5年が経った
振られてすぐは現実か分からないほど落ち込んだ
涙すら出ない悲しさを知った
でもそれが絶望とは思わない
私にはまだ希望があった
真っ白の空を覆う雲
光を吸収してしまうような厚い雲
不意にパッと光ってまたすぐ消える
一瞬一秒だとしても希望が訪れる
その希望を本当に希望と受け取れるかどうか
私は友達が希望であった
人にはなにか希望が残されるのではないだろうか
親や兄姉、先生、パートナー、何か夢中になれる事
これら以外にも何かがあるはずだ
あなたはそれを探しているか
一瞬の希望を逃さぬように
私は今日も一筋の光を信じて
あめ.
懐かしく思うこと
私が懐かしく思うことはしれている
だって10年とそこらしか経っていないからだ
そんな私でも懐かしく思うこと
いわゆる青春というやつである
小学生
習い事の合間を縫って遊んだ
DSを持ち出して友達の家で通信対戦
休み時間に全力でドッヂボールをした
中学生
初めてのテストで勉強しても点が取れないことを知った
習い事と部活と勉強の両立が大変だった
小学生の頃とは違う恋愛感情に気づいた
初めて彼女ができた
何をしていいか分からなかった
ただ毎日一緒に帰るだけの日々
こんな日がずっと続けばいいと思った
高校生
家から2時間かかる遠くの学校に通い始めた
習い事はとっくにやめていて部活に専念した
勉強との両立をがんばった
3年間部活しかしていなかった
彼女ができることはなかった
部活を引退したら彼女ができるなんて誰が言ったんだ
もうすぐ卒業
やり残した青春をやりつくそう
大学生はどんな青春が待っているだろう
10年後私は何を懐かしく思うだろう
何年経とうとなんともないただの日常を
懐かしく思える心でいたい
あめ.
愛言葉
「愛してる」
「もう1回」
「愛してる」
「もう1回///」
「今照れてたでしょ!!」
(可愛い!!!)
私は学生の頃
愛してるよゲームをしようと誘われた
恥ずかしくて断ってしまった
その一年後にその彼女とお別れした
後悔している
もっと愛を伝えていればよかったと
私は今日、愛してるよゲームをしていた学生を見た
見ていた私まで幸せになった気がする
あの学生たちは私のような後悔をしないだろう
私は今日を悔いなく生きる
愛してるの合言葉
あなたに伝わる
愛言葉
あめ.