2/18/2025, 2:38:06 PM
『手紙の行方』
手を放す 赤き夕日に 燃える紙
君に届くことはなく
行方知らずだ
何か物に託して
失うくらいなら
己で直接届ける
届かなかった手紙のせいではなく
物に頼って己で届けなかった
そこが悪いなのだと
手紙を届けて行方がしれなくなるくらいなら
自分が歩いて向かえば良いだろう
2/17/2025, 1:33:07 PM
『輝き』
夏の海 赤に染まる 終焉の時
あの時代
終わりが始まった時代
輝いたものは
確かに美しかった
しかしその裏にあった
悲劇は輝けていたか
2/16/2025, 9:17:36 PM
『時間よ止まれ』
分かってた この瞬間は 一度だけ
どうか通りすぎないで
こと瞬間を閉じ込めておきたい
あなたの笑う時 瞬く間
大切だったと分かっていたなら
全力でいたのに
2/15/2025, 2:24:29 PM
『君の声がする』
遠い街 閑散とする 細道で
聞こえなかった
聞こうとしているつもりで
聞けてなかった
ずっとずっと
声をあげて
叫んでいたのに
出したサインに
気づきもせず
ただただ日常を
平和だと思って送っていた
怜悧で
まだ子供なのに
大人を考える
そうなってしまったのは
君をそうさせてしまったのは
一体誰だろうか
君の声がする
疲れたと
己でいたいと
あなたを休ませる
そんな環境が
どうか広がりますように
2/14/2025, 9:48:48 PM
『ありがとう』
生きている 生かしてもらえた 命たち
今この世界に
こうして生きているのは
ありがたいことだと
安全な家の中で
娯楽も楽しめて
ご飯も食べられて
幸せなことだと
そう思う
当たり前ではない
当たり前な日常に感謝を
ありがとう