『永遠の花束』

枯れ落ちる　冷たく残る　柔らかさ


永遠に残り続ける花など
残念だがありはしない

だが

永遠に心に残り続ける花は
いくらでもあるのだろう



枯れて落ちるくらいなら
冷たく残したら良いと
そう思うだろうか

そこにかつての柔らかさは
残っているだろうか



形あるもの
いつかは終わりが来るだろう
だが記憶として残る

それを忘れたとしても
起きた事実が
変わることはない
変えられない



永遠をあなたに誓うと
渡したその花束は
永遠にはならないが

あなたに残れと祈ってる

『やさしくしないで』

離される　けして隣に　立てはしない


優しく声をかけることが
相手にとって良いのか
そんなこと分からない

自分はその人にはなれない

でも

声をかける以外に
あなたの思考のジレンマの
止めかたを知らない

『隠された手紙』

忍ばせる　恋心など　見せもせず

『旅の途中』

旅の途中　立ち寄る旅籠　憩いの場


目の前を生き生きと咲く
花たちを見ていると
己も堂々とせねばならんと
思い立ったり

『まだ知らない君』

思いつつ　会えると限らぬ　大切に


『一期一会』
出会えた喜び
出会える幸福

全ては当たり前にない



まだ知らないどこかの君へ
知り合えなくても
挨拶くらいなら

人との出会いを
大切に生きていきたい