気づいたら日は沈んでいて、気は沈んでいて。帰りの電車に揺られていたら、眠りに落ちて、また今日も一つ先の駅で目が覚めた。気づいたら日を跨いでいて、希望の一つを探していて。

変わった君と変わらない僕
「変わらないね。」
この言葉が怖かった。田舎から都会へ、過去から未来へ、君が知らない僕に。
「変わったね。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　「そうかな、何にも変わってないよ」
そんな意味のない会話がしたいだけ。

地面にはタバコが捨てられて、部屋は散らかって、仕事場では愚痴を言って、この世界は汚い。酷い。醜い。小さな命たちの目にはどう映っているのだろうか。

今日も、どこかの誰かが死んだらしい。今日も、どこかの国は戦争しているらしい。でも、今日は僕と君の8ヶ月。

別れはいつも2人の違い。探したあれこれな正解、なんてものはなくて。2人はいつもあべこべな世界。やっと見つけた答えも決断でしかない。